Re: 冷たい話、百御伽 ( No.13 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:23
- 名前: かたぎり ID:2rx6wc8s
大倉といったら、ブツブツしたものを見ると、すぐに鳥肌を立てる。 俺は大倉の鳥肌を見ると鳥肌が立ったが、大蔵に真似をするなと叩かれた。ふぎゃん。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.14 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:23
- 名前: は ID:rFk6Q75.
バイト先の大型冷蔵庫にもぐりこむと先客がいて、ちんぐり返しの恰好で尿を放った。あったかいんだけどここはさむいし、あとで風邪でも引かぬともかぎらん。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.15 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:24
- 名前: tori ID:.EUEjsYE
ある冬のとにかく寒い日、早めに講義が終わって下宿に戻るとコタツに入って、ガタガタと寒い、寒いとつぶやいていた。それからちょっとして彼女が帰ってきて、コタツで震えるぼくを見ると、背後にまわってきて抱きよせるように襟首から指先をつっこんできた。 「ぬくい」と彼女は満足気に言った。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.16 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:24
- 名前: 星野日 ID:3GbhAxfY
いま、若者の間で冷凍庫に入ることが流行している。 と嘘をついたら、10歳になるいとこのまーちゃんが、冷凍庫に入ってしまった。 あれから10時間たったが、まーちゃんは引きこもったままだ。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.17 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:27
- 名前: は ID:rFk6Q75.
自転車で交差点にさしかかると女に出会し「ヒヤッ!」という悲鳴とともに氷が口から飛びだした。雪女だ。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.18 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:27
- 名前: マルメガネ ID:fJqdcRxM
風が吹き、田舎の便所の扉がギギっと開き、しゃがんだ婆さんの尻が丸見えて、見てはいけないものを見てしまった気がした。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.19 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:28
- 名前: tori ID:.EUEjsYE
明日の朝、数学の期末試験がある。勉強しようぜ、とぼくらは集まってマージャンを始めたら深夜になっていた。一人、また一人と睡魔に襲われていった。ぼくもみんないるし、とまぶたを閉じた。 で、次に目をあけると誰もいなくて、数学の試験も時間が過ぎていた。だれも起こしてくれなかった・・・。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.20 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:29
- 名前: かたぎり ID:2rx6wc8s
コンビニの前で姉弟が座り、ひとつのカップアイスを食べている。 姉がチョコのアイスをヘラで弟の口に運ぶと、弟は嬉しそうにそれをほおばる。 すると弟、「お月様! 半分のお月様!」 なんのことかと見てみると、半分削り取られたカップアイスの底に、確かに白い半月が浮かんでいた。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.21 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:30
- 名前: は ID:rFk6Q75.
「ねえねえ蝉が死んでるね」「夏だからな」「ねえねえイモリも死んでるんだね」「こう暑いとな」「おむかいさん、庭先で火を焚いてるねえ」「お盆だからな」死んだ妹はたのしそうにかき氷をしゃくっている。
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Re: 冷たい話、百御伽 ( No.22 ) |
- 日時: 2013/08/14 03:32
- 名前: 星野日 ID:3GbhAxfY
あんまりにも寒い夏で、日本中のひとたちがマフラーを巻いているくらいだ。吐く息まで白い。 スイカを切ろうとしたのだが、中が凍って硬かった。ボクはマフラーを巻いてあげた。
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