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RSSフィード [216] 即興三語小説 -秋めいたら、太るんだよな.
   
日時: 2014/10/19 21:43
名前: RYO ID:uuINRTMo

 前回のお題でシドちゃんシリーズを書いていたら、
 体力が持たずに断念。
 今回のお題を含めて再度考えてみます。

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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。
▲お題:『夢うつつ』『柿渋色』『水滴』
▲任意お題:なし
▲表現文章テーマ:なし
▲縛り:なし
▲投稿締切:10/26(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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Re: 即興三語小説 -秋めいたら、太るんだよな. ( No.2 )
   
日時: 2014/10/24 23:08
名前: ロム吉 ID:1fqcN0Fg

 秋晴れの日曜日。暑くもなく寒くもなく、心地良い風が顔に当たり、太陽も優しく照らしてくれている。もうこれはあれですね、寝ちゃいなさいよーと神様が誘っているようなものじゃないですか。
 夢うつつにそんなことを考えていると、ぽたりと頬に水滴が落ちた。
 反射的に手で拭おうとしたが、そういえば、今は新築マイホームのささやかな庭で犬小屋に色を塗っている途中だ。手には柿渋がついた軍手をつけている。仕方なく腕で頬をこすると、着ていたベージュのパーカーに柿渋色がじんわり滲んで広がった。
「えっ」
 嫌な予感がして見上げると、妻が後ろから僕を覗きこんでいた。恐ろしいことに手には柿渋をつけたであろう刷毛を持っていて、それは、今も僕の頭上に有る。
「おわっ」
 慌てて体を避けたが、もう一滴、なんだか頭に当たったような気がした。
「なにすんのさー。これ体についたら何日か取れないんだよ」
「だって、早く終わらさないとムラができちゃうよ。安心して!柿渋は体にもいいんだって」
 丈夫になるし、防虫防腐剤にもなるうえに、体にいいなんてすごいよね。妻は自慢気に僕が調べたことを語る。ちなみに、そのまま飲んで体にいいわけではない。
 ふふと、無邪気に笑う妻をみると文句を言うのもばかばかしくなる。僕は「そうだねー」と頷いて、続きを急いだ。
「よし、取り敢えず一回目は塗り終わったから、あとは乾いてからもう一度塗るか考えようか」
「うん。やったね!おつかれ!」
「それにしても、ずいぶん大きな犬小屋になったよな」
「ふふ。これは、あなたの部屋だよ。前にね、家を建てるときは秘密基地みたいな部屋が欲しいって言ってたじゃない。柿大好きでしょ?」
「えっ、犬小屋じゃないの?」
「犬、いないじゃない」
 柿渋色は文字の通り、柿がオレ渋いだろと言っているような色だ。よくわからないかもしれないが、決して鮮やかなオレンジ色ではない。
 いや、そんなことはどうでもいいけど。
「犬、買わないの?」
「私、犬アレルギーだよ」
 ふふと妻は無邪気に笑った。


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はじめに三語見たときは、戦国時代のシーンが浮かんだのですが、やっぱり調べないと書ききれなそうと断念。
戦国時代とは、全く関係ない犬小屋の話になりました…

感想は後日に書きます。(まだ出るかもかもしれないし…!)

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