前回のお題でシドちゃんシリーズを書いていたら、 体力が持たずに断念。 今回のお題を含めて再度考えてみます。------------------------------------------------------------------------------●基本ルール以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。▲お題:『夢うつつ』『柿渋色』『水滴』▲任意お題:なし▲表現文章テーマ:なし▲縛り:なし▲投稿締切:10/26(日)23:59まで ▲文字数制限:6000字以内程度▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません) しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。●その他の注意事項・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)・お題はそのままの形で本文中に使用してください。・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。●ミーティング 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。●旧・即興三語小説会場跡地 http://novelspace.bbs.fc2.com/ TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。--------------------------------------------------------------------------------○過去にあった縛り・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)・舞台(季節、月面都市など)・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)------------------------------------------------------------------------------
人の、話し声がする。何を言っているのかまでは分からない。けれど、そのくぐもった声は確かに隣の部屋からしていた。気だるい睡魔は起き上がる気力を奪い、夢うつつに話し声を聞く。その時、不意にはっきりと声が聞こえた。「やはり、あの者を贄にすべきです!そうすればあの方もきっと気を静めて下さいます!」 ――贄?あの方? 不穏な単語の羅列に、一気に意識が覚醒する。見慣れない大きな柱と、仄かない草の香り。わずかな混乱の後に、自分が旅行先の旅館に泊まっていたことを思い出す。ほっと息をつき、注意深く立ち上がる。息を殺して近付き、隣の部屋に繋がる襖に手を掛ける。耳を襖に近付ける。何も聞こえない。もう行ってしまったのだろうかとか、この襖のすぐ向こうで待ち構えていたらという考えもちらりと過ったが、今は恐怖よりも興味が優っていた。少しだけ、少しだけ、と誰かに弁解するように言い聞かせながら、わずかに襖を開く。 そこには、自分の部屋と同じ光景があった。 表面の凸凹した木をそのまま使った大きな柱と、部屋中に敷き詰められた美しい色合いの畳。広い部屋の奥の小さな床の間には薄紅の花が活けられている。 けれど、そこに人の気配はなかった。確かに人の声が、それも複数の人の声がした筈なのに。何とも知れない気持ち悪さを必死に夢とごまかし、逃げるように部屋を後にした。「お客さん、そりゃあ夢ですって。いくらなんでも、この時代に生贄なんて、あるわけないやないですか。何か要望があるのなら、ちゃんと言うて下さいな。そんな悪評流されたら、いい迷惑ですわ」 たどり着いたロビーで偶然居合わせた人に先ほどの不気味な体験を話していると、やってきた若女将に怒られてしまった。確かに旅館側にしてみればいい営業妨害である。謝ると、若女将は渋い顔をしながらも去っていった。角を曲がって見えなくなった瞬間、背後で大爆笑が起った。「いやあ、気の強い姉ちゃんだ。災難だったな坊主」「良い退屈しのぎになったぜ」「坊主、何か他に面白い話はねえのかい」 口々に言われ、慌てて席を立つ。いささか不満げな人達に頭を下げ、逃げるようにそこから立ち去る。けれど部屋に戻る気にはなれず、ぼんやりと歩きながら、着いた場所は旅館の庭に面した場所だった。露天風呂へと続く小さな渡りの側で、紅葉の葉がちらちらと舞っている。露天風呂に入りに来た時には気付かなかった美しい庭に見とれていると、不意に肌がざわりと粟立った。背中に冷や水を掛けられたような悪寒と共に、「ぽちゃん、ぽちゃん」と水滴の滴る音が聞こえてくる。妙に大きく響くその音は、しかし二、三度だけだった。それでも震えは収まらない。体中が痺れたように凍り付き、頭の中だけが異様なまでに冴えわたる。その時、視界の端を何かが掠めた。鬼の面を被った、それは9人の男たちだった。皆が揃いの柿渋色の衣に身を包み、長唄のようなものを口ずさんでいる。やがて唄の後半に差し掛かると、奥からさらにもう一人、がたいのいい男が現れた。腕に山吹色の衣を着た華奢な女を抱いている。未だ年若いその女は恐怖に両の眼を見開きしきりに身を捩るが、自分の倍ほどの男に抑えられて絶望の表情を浮かべる。やがて、一人の男が庭の奥の竹の覆いを取り払った。そこにあったのは、古びた井戸と、苔むした小さな祠だった。女を後ろ手に縛り、草で編み込んだような袋で頭部をすっぽりと覆う。やがて唄が終わると、男たちは祠に礼をし――女を、井戸へ放り込んだ。裂くような悲鳴はやがて止み、元の静けさが戻る。 男たちが片付けに勤しむ様子を見ながら、不意に妙な息苦しさを感じた。首筋に黒い髪のようなものが絡みつき、徐々に空気を奪っていく。目がチカチカし、甲高い耳鳴りが大きくなる。意識が途切れる寸前、視界の端を柿渋色の衣が掠めた。「――さん、お客さん!こんなところで寝ないで下さい!」 大きく揺すぶられてわずかに目を開ける。アップで映ったのは、ここの若女将である。息苦しさも寒気もすでに消え、温かい光が廊下を包んでいる。「あれ、庭は……」「庭?どこにそんなものがあるんですか。部屋は廊下を曲がった向こう、ロビーはそこをまっすぐ行った先、露天風呂ならこの廊下の先です。どこにも庭なんてありません」 言われてみれば、確かに廊下だけだったような気がする。だから庭にも見覚えがなかったのだろう。鬼の形相の若女将に追われて部屋に戻ると、妙な疲れが襲った。夢だった気さえする。気を紛らわせようと読みかけの本に手を伸ばした瞬間、首筋がちくりと痛んだ。ケータイを広げて、カメラを起動する。首筋には、赤黒い帯状のものが、みみずばれのように浮き出ていた。視界の端を、柿渋色が掠めた気がした。
秋晴れの日曜日。暑くもなく寒くもなく、心地良い風が顔に当たり、太陽も優しく照らしてくれている。もうこれはあれですね、寝ちゃいなさいよーと神様が誘っているようなものじゃないですか。 夢うつつにそんなことを考えていると、ぽたりと頬に水滴が落ちた。 反射的に手で拭おうとしたが、そういえば、今は新築マイホームのささやかな庭で犬小屋に色を塗っている途中だ。手には柿渋がついた軍手をつけている。仕方なく腕で頬をこすると、着ていたベージュのパーカーに柿渋色がじんわり滲んで広がった。「えっ」 嫌な予感がして見上げると、妻が後ろから僕を覗きこんでいた。恐ろしいことに手には柿渋をつけたであろう刷毛を持っていて、それは、今も僕の頭上に有る。「おわっ」 慌てて体を避けたが、もう一滴、なんだか頭に当たったような気がした。「なにすんのさー。これ体についたら何日か取れないんだよ」「だって、早く終わらさないとムラができちゃうよ。安心して!柿渋は体にもいいんだって」 丈夫になるし、防虫防腐剤にもなるうえに、体にいいなんてすごいよね。妻は自慢気に僕が調べたことを語る。ちなみに、そのまま飲んで体にいいわけではない。 ふふと、無邪気に笑う妻をみると文句を言うのもばかばかしくなる。僕は「そうだねー」と頷いて、続きを急いだ。「よし、取り敢えず一回目は塗り終わったから、あとは乾いてからもう一度塗るか考えようか」「うん。やったね!おつかれ!」「それにしても、ずいぶん大きな犬小屋になったよな」「ふふ。これは、あなたの部屋だよ。前にね、家を建てるときは秘密基地みたいな部屋が欲しいって言ってたじゃない。柿大好きでしょ?」「えっ、犬小屋じゃないの?」「犬、いないじゃない」 柿渋色は文字の通り、柿がオレ渋いだろと言っているような色だ。よくわからないかもしれないが、決して鮮やかなオレンジ色ではない。 いや、そんなことはどうでもいいけど。「犬、買わないの?」「私、犬アレルギーだよ」 ふふと妻は無邪気に笑った。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーはじめに三語見たときは、戦国時代のシーンが浮かんだのですが、やっぱり調べないと書ききれなそうと断念。戦国時代とは、全く関係ない犬小屋の話になりました…感想は後日に書きます。(まだ出るかもかもしれないし…!)
良く晴れた午後の昼下がり、風は穏やかで、木々は揺れて、木漏れ日の下で睡魔におそわれる。この現実とも夢ともつかない狭間の時間。意識はゆらゆらと心の表層に上っては落ちていく。このまま深く無意識の中を漂う。現実の喧噪もしがらみも何もかも遠く離れて、夢うつつ――「やはり幻は幻か」 シドは嘆息する。目の前で繰り広げられるのは、意地汚い罵り合いだ。 ここは月面にある動物裁判所。とりあえず荒れる法廷になりそうだったので、穏やかな情景とまどろみを演出したかったが、どうやらそれは徒労におわったらしい。三百六十度、まさにその場にいるような錯覚を及ぼすプロジェクターをシドは切った。 人類の月への移住が常識になったころ、アニマルリンガルの発明により、動物たちは言葉を覚え、種族間を越えてコミュニケーションが可能となった。コミュニケーションは急速に動物たちの知性を高め、権利意識まで主張させ、時としてそれはヒトとの争いを生んだ。その争いを収めるために作られたのがこの動物裁判所である。シドはこの月面動物裁判所の長であり、白い毛並みの美しいペルシャ猫だ。今日の法廷もヒトと動物の仲裁である。ちなみに、今回の動物はシドと同族の猫だった。雄の雑種で、名前をヒデといった。「おまえ、俺が楽しみにとっていたサンマの蒲焼きを食べただろ!」 今にも飛びかからんとする勢いでヒデが叫ぶ。 サンマ――まさに今が旬だ。猫の好物でもある。はて、猫の好物が魚というのは、いつの時代に刷り込まれたのか? お魚くわえたドラネコのせいというのが、猫たちのもっぱらの常識ではあったが、猫だからといって必ずしも魚がごちそうとは限らないのだが、このヒデはとりあえずサンマが好物だったのだろう。食べ物の恨みとは、恐ろしいものだ。動物たちしてみれば、先の時代まで死活問題であり、動物たちがヒトの食文化にふれてからは、別の問題を生んだ。身も蓋もない言い方をすれば、味を覚えたのである。動物たちが――。「そもそも猫なんだから、キャットフードでいいでしょう」 飼い主の、いやここは同居者というべきか、とにかく奈美子はそう答える。ヒトとして当然の主張である。奈美子はまだ若く二十歳そこらで、野良だったヒデを半年ほどまでに拾ったのだった。「これだから食い物のことがわからないヒトは困る。キャットフードが問題なのではない。サンマの蒲焼きが食えなかったことが問題なのだ! 分かるか、楽しみにしていたものが食べられなかったこの悔しさが! 貴様に分かるか!」 ヒデが毛並みを逆立てて怒りを露わにする。「何よ! 私がいなければ味わうこともできないくせに、偉そうなことばかり言わないでほしいわね」 奈美子も負けていない。「こんなことなら、拾わなければ良かった」と小声のつぶやきが聞こえてきたが、シドは聞こえないことにした。「いちいち、言葉の揚げ足を取っていては審理が進まない。それにしても、最近この手の審判が増えたな」 シドは柿渋色の法廷から、美奈子とヒデを見下ろして、独りごちる。動物たちは食べ物の恨みを口にし、ヒトはなぜ食べさせないといけないのかと不満を口にする。ペットとしての扱いが動物における基本的尊厳の権利として禁止されて早百年。未だにこの問題は根深い。ヒトと同様の権利のある主体としての動物が認められことによって、法の下では平等となった。「現実はどうだ? 結果、ヒトが動物の世話をする義務はなくなり、動物は権利ばかりを主張し、この世の王にでもなったような有様だ」 自身の尊厳を保守するために、ヒトとの共存を拒み、野生に帰っていく動物も数知れなかったし、ヒトも動物を対等の存在を受け入れることはなくなり、距離を置く者も増えた。もちろん過激に排斥するようになったヒトも増えてきている。 これが環境問題ではなく、社会問題と語られるようになって初めて、社会の中に動物も含まれたことを実感したものだが――。「これが目指したものではなかったことは確かだな。醜い」 相変わらず罵り合うヒトと猫を見ながら、シドは嘆息した。「そろそろいいかな」 シドが低く口を開くと、はっと我に返るヒデと美奈子。「これまでの、双方も言い分を聞いていても、どうも、和解することは難しいように思うのだがどうだろうか?」 シドの言葉に、思い沈黙が流れた。「裁判所としての判断を、もうこの場で伝えようと思う」 驚いたように奈美子とヒデがシドを見るが、シドは意に介さない。これ以上、この不毛な争いを続けることは双方にとっても損害を生む。「意見がないため、同意がされたものとして、話を進めます。まず、原告のヒデ」 わずかながらヒデの方を向いてシドは続ける。「原告は猫である。猫であるなら、猫並の生活を送ることが必要ではないか? 原告が求めはその猫並の生活の範疇はやや越えているものと考える。猫として人並みの権利を主張するのであれば、それ相応のスキルを身につける必要がある。もし、それを望むのであれば裁判所として、訓練所を紹介しよう。動物とはいえ、努力もせず権利ばかりを主張することは、ヒトとの生活に軋轢を生むしかないと知りなさい」 シドが諭すように述べると、ヒデは一瞬はっと息をのみ、頭を静かにさげていった。「さて、被告奈美子。今回は我が同胞が迷惑をかけた。動物とともに生活することはそれなりの大変さがあったように思う」 シドはそこで一度言葉を止める。美奈子はややほっとしたような表情を浮かべる。「が、だ。今一度問う。動物と寝食をともにする覚悟が、被告にあったのか?」 シドが冷たく美奈子を一瞥する。美奈子は思わず息をのむ。「もしそれがあったのなら、このような事態には陥らなかったのではなかったのか? よりよい関係を築くことができたように思われる。よって、美奈子には裁判所の構成プログラムを受けること提案する」 美奈子がヒデを見る。ヒデも美奈子を見る。「これは裁判所からの提案であり、双方がよりよい関係を作っていくためのものである。もしも、提案を拒むのであれば、命令としての別の措置を命じる可能性があること付け加えておく。お互い自分のことばかり主張していても、つまらんだろうに」 シドをそれぞれをもう一度見つめてから、閉廷を告げた。「やれやれ最近はくだらない案件が増えてきたものだ」 裁判所近くの鮨屋のカウンターでミルクを飲む、シド。グラスには水滴がまとわりついている。「動物として食い意地がはるのは分かる。だったら、自分で稼ぐしかないじゃない。それをいつまでヒトの世話になるつもりか。人並みの生活を主張するなら、人並みのことができるための努力をしないといけないというのに、そんなこともわかっていない連中が多すぎる、なあ大将」 シドはミルクを器用に前足でつかみあげて、ぐいっと飲み干してみせる。「旦那くらいですよ。うちで普通に飲み食いできる猫は」 握りながらヒトの大将が苦笑している。「ふん。われわれ動物が人並みの生活するか、その種なみの生活を営むか。野生に帰ること、ペットに戻ることも選択の一つだろうが、やはり進歩したいじゃない。ヒトだって、我々の合うよう道具の開発んい躍起というのに。先が思いやられるな」「旦那、飲み過ぎですぜ」「ミルクで酔っぱらうか。こんちくしょうめ。あんな案件はさっさと当事者で解決しちまえばいいんだ」 シドが管をまきながら、月面の夜は更けていく。-------------------------------------------------------------------------3000字くらい。もっとある気がしたんですけどね。2時間くらいかな?前回投稿できなかったので、その分のお題もあったりします。久しぶりにシドちゃんを書いてみました。コミカルなところを書きたかったけど、あえて裁判ものにしてみました。そもそもこの世界設定って無理があることを思い返しました。シドちゃんは書くのは楽しいので、また三語でかくかもね。相変わらず、描写がないな……
>鈴木理彩さん ホラーですか……!夜中に読んでしまいましたよ……。 短いのであえてださなかったと思いますが、古くから働いている従業員的存在がいたら深みが出そうです。ちらっとね、気をつけな的な笑 最後のあっさりとした終わり方はいいなと思ったのですが、メインの庭でのシーンは説明っぽい感じがしました。もう少しゆっくり井戸へ落とされるまでの猫写と主人公の状態で恐怖感を煽ってほしい気もします。 民話とかそういうの好きなので、興味そそられました。元になったお話があったりするのでしょうか?いや、怖かったです。>りょうさん 面白かったです。世界観というか設定ができていると思ったら、シリーズ物(?)なんですね。これは安心して読めますよと文章から伝わってきました笑 特に最後のミルク飲んでいるシドの見た目は絶対可愛らしいのに、言葉が面白くて。シドの日常や月面世界をもっといろいろ覗いてみたいです。 ひとつ。言葉を話せて知性も高まった動物であるヒデを美奈子が拾う経緯が少し気になりました。子供を拾うようなものではないかと。猫かぶってたのでしょうか(?)この世界でのそこらへんの常識がつかめず、”拾う”という言葉がひっかかかりました。 柿渋色の法廷……柿渋色の法廷……。自分も参加していると感想が書きづらいですね……笑ふにゃりとした感想ですみません;三語楽しかったです。ありがとうごいました。