ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [157] 即興三語小説 ―そろそろコメント考えるのが面倒になってきた―
   
日時: 2014/01/13 22:33
名前: RYO ID:qEtqoFYs

三連休、もう一日くらい休みがあったらなと思うわけです。
先週がやたらと長く感じたせいでしょうか?
今週の合間に一日くらい休みたいけど、休めない
-------------------------------------------------------------------------------


●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「ラム酒」「散歩のための散歩」「赤レンガ」
▲縛り:なし
▲任意お題:「くさやバーガーが大ブーム」
▲投稿締切:1/19(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

--------------------------------------------------------------------------------

○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

------------------------------------------------------------------------------

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

Re: 即興三語小説 ―そろそろコメント考えるのが面倒になってきた― ( No.3 )
   
日時: 2014/01/19 21:38
名前: マルメガネ ID:pl3LEucw

               冬のある日


 冬とは思えない小春日和の暖かさに誘われて、とある港町へと出かけた。
 そこには赤レンガの建物群が立ち並んでいて、ちょっとした風情がある。
 散歩のための散歩ではないが、ぶらぶら歩いているとどこからともなく糖蜜の甘い香りが仄かに漂ってきた。
 赤レンガの壁に挟まれた細い路地を進んでいくと、巨大なタンクが見えてきた。
 糖蜜の香りに誘われてそのタンクから伸びるパイプをたどってみると近くのレンガ造りの立派な建物に行き当たった。
 立派なレンガ造りの建物はかなり大きく、さらに興味をそそられて正面に回ると、立派な鉄の巨大な門扉に『株式会社 ラム酒蒸留所』と看板が掲げられていた。
 ああ、こんなところにラム酒を製造している醸造所があったのか、とちょっとした発見だった。
 甘い香りのする糖蜜よりどんな製法でラム酒ができるのか。それについて私は全く知らない。ただ、どこかでその原料となる糖蜜を貯蔵した九百五十万リットルの巨大なタンクが破裂して、貯蔵されていた大量の糖蜜が溢れ、想像を絶する津波になって町に押し寄せて町に大被害を与え、夏になると糖蜜まみれから復興した町に糖蜜の香りが漂うという伝説の事故が過去にあったということだけは伝え聞いている。
 立派な蒸留所の門の前にいると、重い音を立てて門扉が開いたので慌ててその場を離れると、中から数台の大型トラックが走り去っていった。
 完成したラム酒を運ぶのだろう。
 私はそのトラックを見送った後、またぶらぶらと赤レンガの町を歩き、老舗と思われる酒屋に立ち寄ってみた。
 なんとなくラム酒が飲みたくなってきたのである。
 巷ではくさやバーガーが大ブレイクしているようなので、もしかするとそれに合うかもしれなかった。
 ラム酒ばかりが並んだ棚を物色する。
 どれもいいものばかりでかなり迷った。
 アルコール濃度もほぼ消毒エタノールに近いものもあれば、果実酒を作るためのホワイトリカー程度の濃度までいろいろだ。
 ようやく手ごろな物を見つけ出して買い求めて店を出ると、よかった天気は一変して冷たい風が吹き始めていた。
 私はそのラム酒の瓶を大事に持ち、寒い風に震えながら暖かい我が家に急いだのだった。

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存