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RSSフィード [129] 即興三語小説 ―古い家屋で、夜な夜な雷鳴を遠く聞きながら、選挙結果でも待てばいい―
   
日時: 2013/07/15 22:22
名前: RYO ID:9j1Jr89Q

というわけで、ワンセンテンスでこのお題は消化できるというわけで、
体力的にちょっときついので、例示は無しです。
なんで連休の合間で、寝付けなかったんだろう。
おかげで徹夜……睡眠障害なだけです。
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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「古い家屋」「雷鳴」「選挙」
▲縛り:なし
▲任意お題:なし
▲投稿締切:7/21(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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Re: 即興三語小説 ―古い家屋で、夜な夜な雷鳴を遠く聞きながら、選挙結果でも待てばいい― ( No.5 )
   
日時: 2013/07/21 21:55
名前: Azu ID:rjDGxvsw

:「古い家屋」「雷鳴」「選挙」

俺、伊川速人が住む古い家屋の外で、選挙と雷鳴の二重奏が流れている。
家の中では、「夏祭り」が流れている。
この二重奏。もはや恒例となっているように感じる。
この二つを聞くと
「ああ、夏が来た、またこの季節がやってきた」
と感じるのだ。ちょっと年寄り臭いが。
この季節になると、あたりが騒がしくなる。
明日、夏祭りが、俺のいるこの町で開催されるのだ。
川沿いに店が並ぶ。綿あめ、りんご飴、金魚すくい、射的、お面。
このお祭りが、一生の思い出になればいい……
俺は、今年でこの町を去るのだ。夏休み終わりで。
家庭の事情。分かっていてもショックだ。
だから俺は、この夏祭りで告白してから去りたいのだ。
ちなみに、告白する相手にはまだ引っ越すことは伝えていない。
告白と一緒に伝えたいと思っている。
この町に来て五年。俺の今の年齢は十八歳。
引っ越してきて、戸惑っていた子供のころの俺に、優しくしてくれた隣の家の女の子。
思えば、初めて会ったころから一目惚れしていたのかもしれない。
優しくて、どこか抜けていて、お人好しで、笑顔の素敵な女の子。
家が隣だから、同じ中学校に通い、同じ高校に通ってきた。
最初は、仲のいい友達だった。
成長していくにつれ、ちょっとずつ異性としてみていたのだ。
向こうは、いまだに友達。
いやもしかしたら弟感覚かもしれない。
今から、彼女を夏祭りに誘う。
俺は、暴れまわる心臓を抑えて、電話に手を伸ばした――


私、柳瀬愛実は戸惑っていた。
昨日、クラスメイトの男の子から誘われた。
それだけなら、ただその男の子と一緒に行けばいいだけかもしれない。
だけど、今、速人からも電話がかかってきたのだ。
「一緒に夏祭り、回ってくれないか?」
二人、クラスメイトと親友のどちらを選ぼうか?
部屋のベッゴに寝ころびながら、誘ってくれた二人のことを考える。
まず、クラスメイトの、名前は……
思い出せない。
でも、その人、一生懸命になっていたように見えた。
なんでこんな私を誘ったのか分からないけど、一緒に行きたいというなら行ってあげたいと思う。
次に、速人。
私の友達で、去年も一緒に行った相手。
どっちと行こうか?
悩んだ末、速人は、また来年行ける。
だから、先約のクラスメイトの子と行こうと思う。速人には申し訳ないけど。
私は立ち上がって、速人に断りの電話を入れようと思う――


電話の返答は、
「ちょっと考えさせて」
だった。
ドキドキしながら待っていた、数十分後。
「ごめん、いけない」
返答が返ってきた。
断りの返答が。
俺は――
何も考えられない。
ショックすぎて。
そのまま、俺は意識を失った。

目を覚ますと、体のあちこちが痛い。
廊下で寝たっけか?
思い出した。昨日、断られて、それで……
「俺のメンタルってこんなに弱かったっけか?」
苦笑い。
もう、夏祭りは開催している。
想いを伝えられず、この夏は終わってしまった。
頭の中に、曲のフレーズが。
――君のいた夏は、もう遠い夢の中。空に消えていった打ち上げ花火――

苦い恋愛小説かこうとしてまとまらなかったよ;;

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