ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [324] 即興三語小説 ―「城塞」「工房」「日曜日」
   
日時: 2016/10/16 22:08
名前: RYO ID:/JTLy67g

●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲必須お題:「城塞」「工房」「日曜日」
▲任意縛り:王様が裸で殺される なミステリー小説にする

▲投稿締切:10/23(日)23:59まで 基本的に毎週日曜です。連休のときは連休の末日。投稿がない場合、延期することがあります。

▲文字数制限:6000字以内程度

▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

決戦 ( No.3 )
   
日時: 2016/10/23 20:40
名前: みんけあ ID:Zw3k53lY


決戦

▲必須お題:「城塞」「工房」「日曜日」
▲任意縛り:王様が裸で殺される なミステリー小説にする


 日曜日の昼下がり、たまに吹き上がる風が清々しい秋晴れ、洗濯物ならすぐに乾くだろう。どこに行くにも最高の行楽日和になるだろう。結婚を申し込むのにも最高の日になるだろう。
乾燥した大地に対面し、陣取る女王様と王様。雌雄を決する最後の戦いに双方の陣営は固唾を呑んでいた。
 不毛な戦いが始まろうとしていた。

 女王様。沈着冷静、冷酷無比、その美貌から、氷の智将、スノーホワイト、クールビューティーなどと呼ばれている。
 王様。一騎当千で皆の信頼も厚く、親しみを込めて女王の玩具、裸の王様、脳筋馬鹿、水虫などと呼ばれている。
 女王様と王様、二人は幼馴染だった。
「私が勝ったら、私の婿になりなさい」
「俺が勝ったら、今後一切俺に構わないでくれ」
「いいわ。私が負けたら、貴方を無傷で殺して、工房で綺麗な剥製にして、裸のまま毎日蹂躙して一生大事にしてあげる。キャッ♪」
「納得してないですよね? 言っている事に照れる要素が全くありませんからっ。怖いって、それ俺が勝つ意味があります? お題無理矢理使ってません?」

『全ては女王の為に! 全ては女王の為に!』
 決戦の時間が近づき、女王の陣営からの掛け声が空気を震わす。
『……』
「え? 君達。掛け声とかないの? というか勝つ気あるの? しかもこっちの陣営から向こうの掛け声に賛同したのが聞こえたけど気のせい?」
「こっちが勝った所で別にね。向こうが勝った方が面白くね?」
「あんな綺麗な女王様の好意を嫌がる意味がわからないよね?」
「どうする? 痛いの嫌だし、このまま王様裸にして差し出す?」
「まあ、こんなろくでなしの王様でも俺達の為に頑張ってくれたからな」
「そうだね」
「今回だけだぞ、この糞が」
「あはは、俺の扱い酷くない? 何だか目から汗が止まんないや」
「うわー、王様泣いてるし、引くわー」
「無駄話はそれぐらいにして、そろそろ決着付けない?」
「う、うん」
 王様には秘策があった。ポケットに入れてある光り物を再度服の上から触り確かめる。
「目指すは敵将、女王ただ一人。他は蹴散らせ、全軍我に続け!」
 双方の雄叫びがぶつかり合い、大地が震える。
 一騎当千、馬に乗った王様を先頭にVの字で進撃する。対する女王は二枚の壁で守られた城塞で待ち構える。
「一点集中、壁を崩せ!」

「どうやら貴方だけのようね。ここまで辿り着いたのは流石、私の愛する人と言った所かしら」
 王様以外全滅し、王様は無傷で捕らえられていた。
「最後は私の手で終わらせてあげる」
「ま、待ってくれ、せめてちゃんとプロポーズさせてくれ、こんな決着で結婚を決めたくないんだ。実は勝っても負けても結婚を申し込もうとしていたんだ。指輪を用意してある」
 あら、いつもなら表情に出ない女王が頬を染めていた。
「いいわ、離しなさい」
 ポケットから王様は小箱を出し、女王の前で片膝を着き、箱を開ける。女王の目を真っ直ぐ見据え、
「貴女を一目見た時から、私は心を奪われ、貴女に全てを捧げようと心に誓いました。永久に愛すると皆の前で誓います。どうか受け取って下さい」
 女王は目に涙を溜め、
「ふつつかものですが、よろしくお願いします」
 王様は指輪を手に取り、女王の左手の薬指に指輪を、
「隙あり!」
 女王の頭の白い鉢巻を王様は奪った。
「やったー! ヒャッホー! 赤組の勝利だ! ウヒー! あれ?」
 王様の小躍りも束の間、
『うわー、やりやがった。最低。鬼畜。この外道が、カスが、下衆が、クズがろくでなし。水虫。糞虫…etc』
 全校生徒にボロクソに言われ、王様の心は裸にされて殺されていた。と言っても過言ではない。
 鉢巻を返し、自分の鉢巻と指輪を差し出し、心からの謝罪と改めてプロポーズをする王様。
 ここまで全て計算通りと、女王は冷徹な微笑みで承諾した。





メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存