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RSSフィード [159] 即興三語小説 ―今年も残すところ11ヶ月―
   
日時: 2014/01/26 22:13
名前: RYO ID:0aO.ZYpM

ときどき、三語より三題をやってみてもいいかなと思ったり。
個人的には難度は大きく変わらないと思うけど、
即興という意味ではやっぱり三語ですかね。
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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「ウィルス兵器」「ずどーん」「海老」
▲縛り:なし
▲任意お題:なし
▲投稿締切:2/2(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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Re: 即興三語小説 ―今年も残すところ11ヶ月― ( No.2 )
   
日時: 2014/02/02 18:07
名前: マルメガネ ID:8JhQYwJk

結末

 ケイ国とアール国の間で勃発した一連の紛争は拡大し、全面戦争へと発展した。
 戦況はアール国の圧倒的優位になり、事を打開するためにケイ国は密かに研究を進めて国際社会に隠していた秘匿兵器をミサイルに搭載し、アール国沿岸部の主要都市に向けて発射した。
 アール国はそれを察知し、迎撃ミサイルを発射してケイ国のミサイルを撃墜爆破した。そして報復としてケイ国に対して三七五六四作戦が発動し、ケイ国のミサイル基地に向けて報復ミサイルが発射された。
 アール国の沿岸部主要都市は守られたが、迎撃撃墜作戦から一か月が過ぎようとした頃、沿岸主要都市周辺にウィルス性の質の悪い病気が発生。
 患者はすべてインフルエンザのような症状を訴え、手を施すまでもなく感染が広がり、大変な事態へと発展した。
 海老のように背を丸めて咳き込む患者。嘔吐と下痢を繰り返し、やがて衰弱死する者も出た。
「ずどーんだ。ずどーんに違いない」
 一般市民はそう口々に言う。しかし、撃墜爆破されたケイ国のミサイルに搭載された秘匿兵器がウィルス兵器という確証は、報道管制等で秘密が封じられ、まったくと言っていいほど詳細が不明でわからずじまい。
 アール国に報復ミサイルを撃ち込まれたケイ国も同様だった。
 ミサイル攻撃を受けて一か月後に、アール国同様に謎の患者が多発しはじめ、枯野に火がつけられたがごとく蔓延しはじめ、次々と人が倒れてゆく。
 その事実はケイ国では秘密にされたが、あまりの患者発生率に戦争どころではなくなってきた。
 開戦から半年が瞬く間に過ぎた頃、両陣営は蔓延した患者の対応に迫られ、困窮の極みの中に引きこまれていた。
 そして開戦から1年後に停戦調停がなされ、事実上終戦を迎えたが、両国は立ち直る気力さえも無くしていた。
 アール国沿岸部に向けて発射されたミサイルにウィルス兵器が搭載されていたことが公に公開されたのは、終戦から三十四年後のことだった。
 ケイ国の場合は、ミサイル基地が報復ミサイル攻撃を受けた際に、たまたまウィルス兵器を搭載したミサイルが誤爆したことによる感染であった。
 それらの真実が全て解き明かされたのは、終戦から一世紀以上のちのことだった。
 その間に両国は革命が起こったり、政変があって全く別の国へとなっていた。

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