Re: 即興三語小説 ―古い家屋で、夜な夜な雷鳴を遠く聞きながら、選挙結果でも待てばいい― ( No.7 ) |
- 日時: 2013/07/24 01:15
- 名前: 星野日 ID:SyvMSC5I
> 自作 興が乗ったので超短編。読み返すと、書き直したくなるものがチラホラと…! 一日二作ペースで一週間続けようと思ったのですが、金土日とお酒がはいったので何も書けませんでした…! 「もっと長く書いても楽しそう」とか「この長さだから視えるに耐える」みたいなのは成功作。 「もっと長く書かないと面白さがわからんな」とか「そもそもつまらん」ってのは失敗作ですね……!
> 野中さん > 最初の雷が鳴った時、私は思わずフクロウを組み立てる手を止めた。 雨に打たれて寒くなっているときに、濡れた服を脱いで毛布にくるまるのって気持ちいいですね。 おみやげみたいな物をつくる工場が冒頭の舞台なのでしょうが、このふくろうに対して擬人化というか、あたかも生き物であるかのような比喩がいくつも使われてい、独特の雰囲気を醸し出しているように感じました。 嵐の中で丸まって寝るというようなラストが、その雰囲気に一味添えてました。 カレーのあたりがサラっとかかれているのも、書かれていなかっただろう場合に比べて、この語り手の生活感みたいなのを演出してい、かつこの作品の雰囲気を損なわないかんじで、なるほどなあと。 とても雰囲気の良かった作品でした。面白かったです。
> かたぎりさん > 撮影用の機材一式を背負い、避雷傘を片手に、市内バスに乗り込んだ。 力作来た…!? 毎日雷が落ちる町っていう設定が面白いですね。昔住んでいた地域が「雷塚」っていう名前だったんですが、夏によく雷が落ちる地区だったからだそうです。もっと深く掘り下げれば、ちょっとした郷土の伝説とかあったのかなあと今になって想う。 なんとなく、冒頭のバスのシーンが好きで、このシーンというか、バスに乗って町を回想している状況が好きというか、いい冒頭ですね。 中盤はちょっと「どこに着地するんだろう」って感じがしたのですが、最後のほうは綺麗にまとまってよかったと思います。
> Azuさん > 俺、伊川速人が住む古い家屋の外で、選挙と雷鳴の二重奏が流れている 意識を失ったところがなんかオーバーで、コメディチックで面白いですね。 「この夏まつりが一生の思い出になればいい」というセリフから、もう二度と参加できなさそうなくらい遠くへ引っ越すのかなという連想していたので、最後に彼女に告白して、それでどうしようという感じなのかがちょっと思い描けませんでした。 逆にそういうふうに読んでいたので、彼女の選択に「この子、勘がするどい・・・!」とか思ってしまったり(笑)
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