かんそう ( No.4 ) |
- 日時: 2013/07/31 07:05
- 名前: 星野日 ID:TgBjkVbU
> RYOさん 最近兄弟ものが多いですね…!!
> 片桐さん 美影屋使わせてもらいましたが、誤字だったとは……! 最初の方のSFっぽい演出が「きたきた!」って感じですね。こういうの好きです。 ピアノの演奏に憧れて指に五感を移したんだよとか言う沢部さんとか、そういうのはすごい素敵だと思いました。五感の移動とか、我々からするとオーバーテクノロジーを、我々にとっても理解出来なくもない身近な思いのために行なっているという感じが、サイエンスフィクションと人間が上手く混じり合っていて良かったです。 しかし、語り手の悩みがそんなSF世界と同じ文脈にあるのが、ちょっと違和感があったというか。現代っぽい感じになって来るのがちょっと上手くいってなかったかも。この未来世界だからこそ感じる悩みだったりすると作品世界の雰囲気が持続したのかなあとか。たとえば、この悩みのであっても、ディティールにちょこちょこと未来だからこそ感じる・起こることをいれてあげると、語り手の悩みもこの世界に馴染んだ、この世界の悩みになったのではないかと思います。 それと、 > 私は沢部の部屋をあとにし、マンションの前を歩いていた。 以降の部分が蛇足っぽいというか、なんか一旦、話としてまとまった(SF世界の奇人の思いが語られた)あとに、場面が転換し、「なぜピアノを退くのか」という展開や「「どうして変わろうと思うのか」という主題とは全く外れた「音色がプリン」というエピソードが語られるのが唐突に感じられました。 「起:語り手が沢辺を訪れる」「承:沢部は五感を手に移している」「転:語り手が悩みを語る」「結:沢部がなぜ手に五感を移したのか」という綺麗な流れをちょっと崩しているのかなあと。 プリンを味わった手が引く音色がプリンを連想させる、というのはそれはそれで面白いワンアイデアだとおもいます。沢部が突然ピアノを引き出してそれに主人公が「あ、プリンだ…こいつにエクレアを食わせたらやはりエクレアの音色になるのかな。今度試してみよう」とか思わせておいて「結:沢部がなぜ手に五感を移したのか」とか言う流れにすれば、「なぜピアノを退くのか・どうして変わろうと思うのか」というのを全体の主題としたまま物語が締まってよかったのではないかなあと……!
なんか、三語にこんな感想もらっても困るかも知れませんね・・・! ちょっと真面目に書いて見ました! だってSFなんだもの!!
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