Re: 即興三語小説 ―なんか散財している気がします― ( No.2 ) |
- 日時: 2014/03/14 19:58
- 名前: マルメガネ ID:fJqdcRxM
モノ書くとき
すこぶる閉口することがある。 それは執筆し、手書きしたうえ浄書する際の変換である。 物語上にあって、そこはかとなく佳境に突入し、ここぞ、というときの変換ミスはたちまち気力は萎えてしまう。 そこを突破することさえできない致命的なミスも散発し、全体的に意図しうるすべての事柄にあって当初に考えていたものとは別のものとなり得たりもするのは否めぬ。 正しい変換を求めてすこぶる閉口し、そして言い難いジレンマも発症して、文面に発現する。 誤変換がもたらすものはその誤りを正すのに貴重な時間を割くのみにおいて言及するとすれば、いくらか誤用を避けるべく辞書をもって意味合いを調べそして手書きでもって執筆するよりも少なからず手間を要す。 また逆に手書きで書くとき、一発で変換されうる単語ですらも思い出せぬことははなはだ残念にあり、字の間違いなどに至っては誤変換どころでなく、字の形すらもあいまいになりがちなところだ。 あれこれと考え、プランを立て、肉づけを行い、盛り上がりどころとなる佳境を突破し、盛り下がりやがて終盤を迎える物語を完成させて、プランと見比べると相違することもあるが、誤字変換に至ればその意味合いは表現にしても全く異なりそして筋が通らなくなることもある。 それは誰しもあることなのだ。
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