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RSSフィード [155] 即興三語小説 ―あけましておめでとうございます―
   
日時: 2014/01/05 22:21
名前: RYO ID:vmHa/4cM

新年一回目といっても、日が経っちゃいましたね。
いつも、いつまで「あけまして~」というのか気になります。
それはそれとして、今年は少し三語もいろいろやれるようにがんばりますので、
よろしくお願いします。

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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「梅肉」「願かけ」「薬局の胃散」
▲縛り:なし
▲任意お題:なし
▲投稿締切:1/13(月)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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No.1に対する返信 ( No.2 )
   
日時: 2014/01/12 01:11
名前: 青空 ID:3zFUcI6A

 わたしは、神社の初詣で人垣を並んでいる中で、急にお腹が痛くなった。
 なぜだか、とてもトイレに行きたいのだが、参拝が迫っていたため、先にお参りを済ませてしまってからトイレに行こうと思った。それほど列が長く続いていた。
 賽銭箱の前にたどり着くと、鈴綱を鳴らして願かけをする。
(どうか神様、薬局の胃散を下さい)
 しまった! 願う内容が必然的に、腹痛に繋がる内容になってしまった。
 そのときである。奥から婆さんの巫女がでてきた。彼女は低い身長で、深い皺をどこかしこに刻んでいた。赤い袴と白い羽織り、はちまきでいかにも巫女だった。
「お前さんで千人目。おめでとうございます」
 怪しげな婆さんは、そう云うと、わたしに何かを手渡した。
 
(…………うーん;)
 わたしの掌には、お猪口に乗った梅肉がしがいわくありげに乗せられていた。
「さ、さあ、お若いの。一気に口に運びなされ」
(あ、あのっ、腹が痛いんですが)
 他の参拝者の目があってこっちに集中している。とても、思っていたことを口に出せない。脂汗をかく。目の前がくらくらと渦が回り倒れそうになった。
 もう、わけがわからず、やけくそと摩耗した感覚で一気に梅肉を飲み込んだ。
 ゴクっという音が辺りに響いた。
「この梅肉は、悪いところを治してくれるのに有名でな。この間も、腹痛の人の病を治してしまったのじゃ……」
 パラパラとまばらに歓声と拍手が沸き起こる。
 わたしは、婆さんの話を全部聞く前に、トイレを目指して小走りをしていた。
 
――すべての事なきを済ませてから思う。
(この神社ってご利益があるのか? ないのか?)
 永遠に解決しない疑問が沸き起こった。

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