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RSSフィード [42] 三語いいとこ一度はおいで
   
日時: 2011/08/06 23:47
名前: 片桐秀和 ID:bAHnLEhE

やります三語。今回のお題は、以下の八つ。

「清純派」「召集令状」「エニグマ暗号文」「スカトロ」「初経」「それはわしのじゃ。返せ」「賞味期限」「硫酸頭からかぶって皮膚がただれて苦痛の中、悲痛な叫びをあげて死んじゃえっ! もう私知らないっ!」

この中から三つ以上使用して、作品を仕上げて下さい。
なお、縛りとして『奇人・変人・変態が出てくる』が今回設けられます。この縛りを踏まえて執筆して下さいね。ま、お題選びによっては、自動的にクリアされるかもしれませんがw。

とりあえずの締め切りは深夜一時。多少遅くなっても問題ありませんので、楽しんで執筆してください。

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Re: 三語いいとこ一度はおいで ( No.1 )
   
日時: 2011/08/07 00:58
名前: 昼野 ID:v05ceQxo

《R18でっす》




「硫酸頭からかぶって皮膚がただれて苦痛の中、悲痛な叫びをあげて死んじゃえっ! もう私知らないっ!」
 と彼女は言った。
 彼女と僕は近所のコーヒー・ショップでコーヒーを飲んでいた。窓際の席で、西日がひどく射し込んでいた。彼女の顔の輪郭が、濃い陰に縁取られている。僕はそれを下痢を漏らしながら、ぼんやりと眺めていた。
 僕はさいきん、アナニーのし過ぎで、肛門が緩んでおり、絶え間なく下痢を漏らしていた。しかし、僕はそれを気にしていないし、彼女もまた気にしていない。僕たちは時折、倒錯的なスカトロプレイに没頭する事があった。全身をウンコで塗りたくり、時にはそれを食し、性的に鼓舞するスカトロプレイ。僕は彼女の肛門からブリブリと排泄されるウンコを顔面に浴びながら、フェラチオをされたりした。
 彼女が怒っているのは、僕が下痢を漏らし続けていることではない。そうではなくて、彼女が提案した、ここのコーヒー・ショップを強盗するということに、僕が乗り気ではないことだった。
「なんで気が乗らないの?」
 彼女はそう言った。
「なんだろうね」
 僕はそう答えた。
「あなた、さいきん狂ってないわ」
 彼女はそう言った。
「なんでだろうね。歳かな」
 僕はそう答えた。
「狂っていないあなたには、何も残らないわ。カスよ」
 彼女はそう言った。
 彼女はまだ若い。22歳だった。僕は今年で30歳になる。この歳になると嫌でも現実的になる。僕はここ最近、慢性的な鬱状態にあった。
 僕は、彼女のクレイジーなところに惹かれていた。彼女もまた、僕のクレイジーなところに惹かれていた。しかし、今の僕は、かつてのように狂っていないし、強盗に熱情を燃やすほどのロマンもない。
「別れようか」
 僕はそう言った。彼女と別れて、清純派のつまらない女とつきあってみるのもいいかも知れないと思った。つまらない女と結婚して、つまらない日常に埋没して、つまらない人間になる。それも良いかもしれないと思った。
「別れましょう」
 彼女はそう言うと、立ち上がって、コーヒー・ショップから出ていった。
 不思議とあまり悲しくなかった。彼女と一緒に過ごしたクレイジーな日々も、やがてはセピア色をした、単なる思い出となるだろう。
 彼女と別れた今日は、一つの節目になるだろう。今日までのことより明日のことを考えよう、そう思って僕は、とりあえずアナニーのし過ぎによる、下痢を何とかしようと思った。

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