プエブロ(ネイティブアメリカン)の詩 ( No.47 ) |
- 日時: 2012/11/20 10:16
- 名前: うんこ太郎 ID:iWSnbF8M
タオスプエブロの詩の意訳に挑戦しました(ひさびさに訳したような……)。ネイティブアメリカンの言葉は、キリスト教に根ざした考えよりも、日本人にとって入りやすいのではないか、そういう気がします。ニューメキシコ、アリゾナの厳しく乾いた風土が、こういう詩を生む土壌になったのでしょうか。
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わたしは今日、死んでいきます。 今日は死ぬにはとても良い日です。
生きているものすべてが、寄り添って来るようです。 わたしの心のなかで、あらゆる声が歌っています。 わたしの目のなかに、あらゆる美がやすんでいます。 悪い考えは、立ち去っていきました。 今日は、死ぬにはもってこいの日です。
わたしのまわりの大地は平穏です。 土はすっかりと耕されています。 家には笑い声が満ちています。 子どもたちが、うちに帰って来ました。
そう、今日は死ぬには良い日です。
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Today is a very good day to Die. Every living thing is in harmony with me. Every voice sings a chorus within me. All beauty has come to rest in my eyes. All bad thoughts have departed from me. Today is a very good day to die. My land is peaceful around me. My fields have been turned for the last time. My house is filled with laughter. My children have come home. Yes,today is a very good day to die.
Nancy Wood "Many Winters" より
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