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RSSフィード [18] 意訳詩
   
日時: 2011/10/31 12:06
名前: 闇の吟遊詩人(闇雅人) ID:Ru30e.qY

昔、私がTCの常連だったころ、管理人の闇さんに提案して拒否された企画(苦笑)。裏でやるならいいでしょう。参加は自由です。ちなみに「外国の詩」を「教科書的に直訳」せず、「意訳して日本語の詩」にする「意訳詩」というジャンルはあります。上田敏の『海潮音』や、佐藤春夫の『玉笛譜』などがその例です。

なお、TCから離れるにあたり、私の記事は全て削除しておきます。私の企画で孤軍奮闘してくれた「うんこ太郎さん」の応援のために「一時的に」投稿したランボーの詩も削除します。では、失礼致します。もう二度とここへは来ません。

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もういちど加川文一 ( No.46 )
   
日時: 2012/11/17 07:54
名前: うんこ太郎 ID:nq2zv9nM

 前に一度加川文一の詩をとりあげましたが、今回は別の詩を。これは加川が日本語で書いた詩です。この詩はロサンジェルスの小東京(リトルトーキョー)で詩碑となっています。
 たった149人の日本人がハワイへと移民したのは1868年のことでした。戦争時に強制収用所に入った日系人は約12万人といわれています。1990年のアメリカ国勢調査では、日系人の人口は85万人とされました。
 
 英文に吾れの思ひは綴り得ず子に書く文の焦点あはず

 英文で表現できない想い、英文では綴ることのできない想い、そのような想いが、日本語の詩になっていったのでしょうか。

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海は光れり

- 貧しさを時に嘆けど吾が世帯こまごまと物のふえてゆくなり(桐田しづ)
 
丘より見ゆる海は青し
夏が畑につくりし
胡瓜のごとき色を
にがく走らせたり

海はひねもす
わが乾ける瞳を刺し

われは此処に住みて
はや四年(よとせ)となりし
わが生活はまづしけれど
まづしさも己のものぞと
一筋にがき海に向かひて
語りきたれる

妻よ
今日も海は光れり
人の住む陸を抱きて
するどく海は光れり

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MASAYUKI ARAIさんの英語訳

Seen from the hills, the sea is green
A color like the cucumbers we grew in the summer
Running to bitterness.

All the day long, the sea stabs at my dry pupils

We have lived here for four years alreday
Our life is poor
But the poverty, too, belong to me
I have come to tell myself
Facing straight toward the bitter sea

My wife,
The sea shines today also
Embracing th land in which man lives
The sea shines keenly.


 

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