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RSSフィード [79] 「ピリオド」小説にピリオドを。
   
日時: 2014/12/21 15:58
名前: 片桐 ID:6ioV39hw

こんにちは。
今日もミニイベント開始です。
テーマは「ピリオド」 
縛り(執筆上の約束)として、作中に寒さに関する描写を入れてください。
制限時間はこの後、60分(16:00~17:00) 文字数無制限
このスレッドに返信する形で投稿してください。
なお、投稿の際は、トップページからミニベントの欄をクリックして、このスレッドを開いてから投稿してください。そうしないとエラーが出るようなので。

ピリオドは、何かに一区切りがつく、つける、というような意味でも使われますね。
一年のピリオドでもいいし、仕事、恋愛、趣味、夢、色んなものにピリオドはあります。
それぞれが考える、「ピリオド」をテーマとした小説を書いてみてください。

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Re: 「ピリオド」小説にピリオドを。 ( No.3 )
   
日時: 2014/12/21 17:37
名前: マルメガネ ID:8dQp0wRM

 外には雪がちらつき、吐く息も屋内にもかかわらず白い。
 暖房といえば、単に七輪に炭でも熾して入れておけばいいのにそれもない、風の入る鉄骨の作業場にて、電動ドリルを駆使し、あるいはほかの工具も一緒に使い、空き缶の細工をする。
 ドリルが穿って空いた穴のバリに悩みつつ、細い銀色のダイヤモンドやすりですり落とす。
「痛っ」
 尖って鋭いやすりでうっかり自分の指を刺した私は、握っていた缶もヤスリも削りくずの散らかった床に取り落とした。
 どす黒い血が刺した傷口から溢れ出てくる。
 とっさに清潔なウエスがそばにあったのを思い出して、溢れ出す血を拭き取る。
 そして何事もなかったようにまた作業を再開する。
 どうにかその缶細工は不格好にはなったが完成した。
 ほっと一息つくまでもなく、完成したそれを写真に収め、そしてネットに公開する。
 完成した缶細工は数日後には、この作業場より寒い地に送ることになっている。
 そこで役に立つといいな、とまたため息を漏らし、痛む指を気にしながら作業場を私は出た。

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