Re: 平日のお昼が気怠いので三語 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/04/05 17:54
- 名前: 紅月 セイル ID:0iLs30Ns
- 参照: http://hosibosinohazama.blog55.fc2.com/
初春の昼下がり静かな枝川の流れる音を聞きながら、アキラは洗濯機の修理をしようと準備をしていた。ブルーシートを敷きスパナやドライバーなどの道具を用意する。 そして準備を終えると家の中から洗濯機を運びだした。運んできた洗濯機はボディのあちこちが薄汚れたかなり古そうなもので、傍目から見ればよくこれが動いているものだと感心するほどである。洗濯機をブルーシートへ横倒しにしてアキラはドライバーを持つ。そして、「さて、とっととバラすか。起きて騒がれちゃ困るし……」と洗濯機に向かって言ってから作業を始めた。まるでドラマで寝込みを襲う殺人犯のような事を言ってから。 その言葉の意味は次の瞬間、明らかになった。 「い、いでででで!!!こ、このアホ!!!お前何してるんだよ!?」 どこからか怒鳴り声が響いた。アキラではない男の声が。 「チッ……、起きやがった」 あーあ、とため息をつくアキラ。その目線の先にあるのは、古ぼけた一台の洗濯機。 「てめぇ、まさかそのドライバーで俺を解体しようと……?」 「うっせえ、ボロ洗濯機!!」
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途中です。 お題「はにかみ」はこの後登場。 ※枝川は地名ではありませんw
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