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RSSフィード [27] 帰ってきたよ、この三語に。
   
日時: 2011/07/16 22:57
名前: 片桐 ID:wXICQi46

久しぶりにやります。一時間三語。
お題は「蚊帳」「夏への扉」「白湯」です。
以上のみっつを作品に盛り込んで、三語小説を書いてください。
締め切りは今晩12時。早く仕上がっても、ちょっとやそっと遅くなってもかまいません。楽しく書いてください。
投稿はこのスレッドに返信する形でお願いします。
では、スタート。

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光速の果てに ( No.2 )
   
日時: 2011/07/17 00:00
名前: 山田さん ID:JSuj3v92

 チャットにも参加せず、いきなりの飛び入りですいません。
 ちらっとチャット覗いたら三語やってたので、なんとなぁく書いちゃってすいません。
 こんなどうでもいいものになってしまいましたすいません。
 あやまってばかりですいません。



 タイトル:光速の果てに

「夏の扉」と書かれた入り口を通り抜けるとそこは蚊帳の中だった。
 蚊帳の中には壮大なプラネタリウムが広がっており、天の川からザブザブと牛乳がこぼれているのだった。
 そんなミルクの流れにのって大桃が「どんぶらこぉ~♪ どんぶらこぉ~♪」と歌いながら流れてきた。
 岸辺で逢引していた織姫どんは「あら、大桃よ大桃。どうしましょ!」と彦星どんに問いかけた。
 彦星どんは「歌い流れる大桃よりも、あたしゃあなたのモモがいい」と最近習い始めた都都逸にのせてそう答えると、織姫どんの太ももを「どんぶらこぉ~♪ どんぶらこぉ~♪」と歌いながら撫ではじめたので、織姫どんも「天の岸辺の牛乳よりも、あたしゃあなたのミルクがいい」と○○を○○して○○……以下自主規制。
 完全に無視された……桃。
 誰にも相手にされない……桃。
 せっかく「どんぶらこぉ~♪ どんぶらこぉ~♪」と歌まで歌ったのに……腿……違った……桃。
 桃はそのまま天の川を流れてゆき、土星の手前までくると真っ黒に腐ってしまった。
 それを見ていためいちゃん。
「うははぁぁぁ! まっくろくろすけぇ!」
 それを見ていたミック・ジャガー。
「ぺいんと・いっと・ぶらっく!」
 それを見ていたえーちゃん。
「黒く塗れ! 直訳じゃねぇか!」
 さて黒くなっても桃は桃。
 誰も割ってくれなかったので、仕方なく自分から割って出ることにした。
「おぎゃ!」
 出てきたのは黒い桃太郎。
 まさにソウル……マイケル・ジャクソンの生まれ変わり!
「いや、違うぜよ。マイケルどんはある時から黒人であることをやめちまったじゃねえか」
 と哀しい顔をしつつも満月をバックにムーン・ウォークで後退し始めるソウル桃太郎。
 目の前でかっこいいムーン・ウォークを決められてしまった満月どん。
 すべての住民がソウル桃太郎に釘づけ。
 だれも満月どんを見てくれない。
「誰も見ていなければ月など存在しないのです」とタゴールどんに陰口を叩かれ、満月どんはそのまま消え失せてしまいました。
「神さまだってサイコロ遊びをするのよぉ~!」これが満月どんの最後の言葉でした。
 さて満月どんが消え失せたプラネタリウム。
 満月どんの抜けた穴にはすっぽりと冷凍睡眠装置。
 そんな冷凍睡眠装置の中でぐっすりと眠っているのは猫のぴーたーどん。
「ふんにゃぁ~」と大きなあくびをすると、するると「夏の扉」を通り抜けて過去へ。
 ほぅほぅ、どうやらこの蚊帳は光速で移動しているらしいぞ。
 どうりで空間が猫の目のように太くなったり細くなったりしたわけだ。
 ムーン・ウォークをしながらこの世のあり方を垣間見たソウル桃太郎。
 ふと天の川の岸辺をみると逢引中の彦星どんと織姫どんがなにやらもめている模様。
「なによ、あんた。光速で果てちゃうのね!」とおかんむりの織姫どん。
「だって○○を○○して○○されたら誰だって光速の果てだよぉ」と申し訳なさそうな彦星どん。
 織姫どんは濃厚ミルクを期待していたのに、光速の果てに発射されたのは稀薄な白湯だったそうな。
 めでたしめでたし。

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