腰を振り続けるために
お前の上にのしかかり
マウントはとったよ
そこから先はオレの都合だろ?
何回腰を振ろうがオレの勝手だ

結果的に命を失っても
その為の命だったと思えばいいだけだ
忘れないなんて約束はしないが
好きではなかったと言い切る要素はない

気持ちよくなろうとして行為に及べば
思った以上の気持ちよさは得られず
何の気なしに倫理の壁に体当たりして
結果はその先に開ける時もあるから

お前を愛しているんだ
お前を愛しているんだ
お前がこの言葉を白々しく思えば思うほど
お前の首に手を回したくなる

血の流れが止まるほどに強く引き締めて
予想だにしなかった別の何かを
絞り出して欲しい
驚きと共に 喜びと共に

あぁ 喝采が聞こえる
許されようという気持ちに
自分で見切りをつけた時
本当に許されたかのような昇天が待っていた

オレより先にイカないでくれ
心の底から愛しているんだ
虎竜
2020年07月14日(火) 18時20分50秒 公開
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No.2  虎竜  評価:--点  ■2020-09-01 21:42  ID:te6yfYFg2XA
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お久しぶりです!
なるほど、あの人を思わせる言葉がまりますね。
僕の中にもあの人と同じ欲求があるということだと思います。
人の持つ排他的なエゴ。この世の全てを食い物にしようとする己の中の本性。
少し顔を出したのかな。この詩で。
No.1  陽炎  評価:30点  ■2020-07-17 20:05  ID:9pxemaegKFc
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この詩を読んで、まっさきに思い浮かんだのは
つい先日世間をにぎわせた某芸人のゲス不倫でした

愛しているという言葉をちらつかせ
ただ自分の欲望を満たすための行為を繰り返す
美味しいところだけをつまみ食いして
バレなきゃなにをしてもいいと思っていたのでしょう

彼にとって腰を振る行為は
オシッコをするのと同じ
ただの排泄行為だったんでしょう

私の勝手な解釈です
不快な気持ちにさせてしまったらスミマセン
総レス数 2  合計 30

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