| WAIZATSU |
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ペイントボールみたいな欲望を女の四肢にこっぴどく投げつけてやった、すぐ夏が終わってしまうというような戯言にいつも酔っていたためだ、ぼくはアスファルトの味の倦怠をしているが、夜中の26時を回ったところで噎せ返るような憎悪に頭を重 くする、女はとあるシャープペンシルの芯のような冷たさをその癖もっているからそんなぼくを目にした時ばかりは身が軽い、ノくせに、夏がすぐ終わってしまうというようなブルーフィルムのような戯言に酔っている、ぼくをブルーフィルム越しに見てくれるな、といったような憎悪だった、縛る、殴 打する、豚みたいにブヒブヒさせる、さっき肛門からあんなに出血して泣いていたくせに、今では涼しい顔して街なんてものを歩く、ぼくはいっそ全て憎悪することによって愛することにしてしまおうかと思うのだった、言葉をいつも失う場面がやってきては、言葉の地平を知らしめられる、女の固有名詞は玲奈といったが玲奈を殴ることでしか玲奈の意味内容を信じることができなくても、ぼくはもう十分だと思 う、女の首から腹部にかけての1/fのゆらぎは殺してしまえ、もう二度と子はこの世に生まれませんように、ぼくらがこれ以上物語ることは 物語ることは、くれぐれもしませんように、吐き捨てること、吐き捨てては、なんの跡形も感傷もなくさっさと、消えればいいってこと。 ネ。 |
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WAIZATSU
2018年09月08日(土) 04時27分08秒 公開 ■この作品の著作権はWAIZATSUさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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