劣等
二人でいた頃
一人でいた頃
比べてみれば
そう変わりなどはない

生きてきたこと
生きてゆくこと
比べてみれば
同じようなもの

先の可能性さえ
信じることのできない自分に
あいまいなあなたの存在を
信じることができないように

先も
後も
区別のない
そんな人生というもの

それにつき合わせてしまった
あなたといた時間は
そんな罪でした


だからごめんと言わず
もっとひどくののしって
思いやりのかけらもなく
ただ
捨ててほしかったのに


捨てる前の優しさは
私にとってのものでしょうか?

おそらく人生で
一番愛した人にさえ
こんな疑問をもってしまう

だからもう
後も先も
無いような人間に
今日死ぬ人間に

私はなりたい
史裕
2018年03月10日(土) 08時32分16秒 公開
■この作品の著作権は史裕さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.1  まさよ  評価:40点  ■2018-03-11 20:38  ID:ylUZRJWaFX2
PASS 編集 削除
こんばんは
読み進めているうちに
一心同体という言葉が浮かんで

なぜかそれが『二心同体』
そんな感じがしてしまいました。
なぜだろうね。
総レス数 1  合計 40

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除