世界という名の絵
さよならって
手を振れなくてもいい
そんな世界を描いてみた。

別れのあいさつは
しなくてもいい
そんな世界を描いてみた。

いつもいつも
笑顔でなくてもいい
そんな世界を描いてみた。

大切な人を
時には守れなくてもいい
そんな世界を描いてみた。

 ──もう少しだけ
    何か描いてもいいかな?

悲しみの涙を
忘れられなくてもいい
そんな世界を描いてみた。

 ──もう少しだけ

神様からの質問に
何も答えられなくてもいい
そんな世界を最後に描いてみた。

少しだけ世界らしくなったな。

こんな世界があったら
信じてもいい。
森田拓也
2017年10月18日(水) 15時23分52秒 公開
■この作品の著作権は森田拓也さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは。
読んで下さって、どうもありがとうございます。

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No.2  森田拓也  評価:--点  ■2017-10-22 04:20  ID:uz268731WVw
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Fufuさん

おはようございます
読んで下さって、どうもありがとうございます

人間は、やはりとても悲しい存在だと僕は思ってしまうんですよね。
今の緊迫した世界情勢などを感じましても、お互いが分かり合える限界があるのかなって。
人間は、この世界で生きてゆく過程で、どうしても汚れた影を心に背負ってしまうと思うんですよね。
この世界の苦難にどう耐えて、自分の心を守ってゆくことが出来るのかって、
僕は日々、そんなことを考えているんですけどね。
Fufuさんが、大切に教えて下さった、自らに対して正直に生きること。
その大切なことを、詩(芸術)を通して、していけたら良いなと思っているんですけどね。
Fufuさん、どうもありがとうございます。
No.1  Fufu  評価:50点  ■2017-10-22 03:06  ID:c5Glk0hboB2
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現実を現実のままで受け入れることができる世界、自分の気持に正直になれる世界、そういう世界なのでしょうか。多くの画家が、自らに対して正直に生き、その生き様を作品に表現して出来上がった数々の美しい絵を見ると、心が洗われるような気がします。そういう美しい世界を、私はこの詩から想像しました。
総レス数 2  合計 50

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