ページとページの隙間
永遠がやって来た、喪服を着て
 そらが死んだ 世界が止んだ
 光が消えた
 鏡には写らない

 張り巡らされた電線は無表情にたたずむ
 どこにもつながらないよ
 応答はなし

 機械仕掛けが動き出す
 淡々と歯車が回る
 止まることを知らないんだ
 透明に塗りつぶされたよ
 永遠は笑わないから

 手のひらサイズのセカイでかくれんぼ
 鬼はいない
 ページとページの隙間のようにいるようで
 いつまでも終わらないと錯覚してしまいそうで

 僕はだれですか?

 永遠を起こしていけないよ
希海
2015年09月24日(木) 00時02分18秒 公開
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初心者が右も左もわからずに書いたものですが、よろしければご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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No.4  希海  評価:0点  ■2015-09-26 18:32  ID:dv.VozNXb36
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陽炎さん、わざわざコメントありがとうございます。

読んでいてワクワクするようなフレーズを、と思っていたので、そう言ってもらえるとうれしいです。

確かに、余計な表現を入れてしまったり、足りない部分もあったな、と。
今後に生かしたいです。
No.3  陽炎  評価:30点  ■2015-09-25 20:57  ID:qCJ8yUyU2nY
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はじめまして

>永遠がやって来た、喪服を着て

この冒頭、いいですね
永遠が喪服を着てやってくるという発想に
このあとの展開を想像する楽しみが生まれていると思いました

ところどころ気になる点があったのですが
そえを差し引いても、ひとつひとつのフレーズが面白かったです
また読ませてください
No.2  希海  評価:--点  ■2015-09-24 22:29  ID:Sc18fP9IjYg
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コメントありがとうございます。
まさか、こんなにはやくいただけるとは思いませんでした。

一応は背景として深夜の散歩で感じたことを形にしてみた、という所です。人々がいた時と比べていろいろなもののことがありありと存在感を放っていて、でもかえってそこにあるだけという。

一人でいることがより明瞭になるのに、いつかそれすらもわからなくなってしまう、そんなどこか心地の良い雰囲気を感じていただければと思いました。

最後の行については「起こしてはいけないよ」より「帰ってしまうよ」のほうが適当かもしれないと思っています。
No.1  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:30点  ■2015-09-24 01:21  ID:WTIMKAhaPbM
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こんばんは。初めまして。

何か、大事なものが無くなったことに気づいた時の心境なのかな、と思いました。視界が眩んで、色も温度もゼロになって、自分が誰かすら曖昧になって、孤独感ばかりが膨らんで「僕」を苛むような。
でも、世界そのものは、何事も無く回っていく。

最後のフレーズだけが、何だろうと呑みきれないでいます。俺の読解力の問題かもしれないですが……。
雰囲気好きです。
ありがとうございました、頑張ってください。
総レス数 4  合計 60

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