祭花

翻る浴衣の裾に 夢を見た

咲き誇る祭りの夜に 明日を探した

いつの頃だっただろうか 空っぽの胸

貴女のいない夏が また今年もやってくる




時雨ノ宮 蜉蝣丸
2014年06月05日(木) 19時40分01秒 公開
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■作者からのメッセージ
また今年も
気怠い夏がやってくる

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No.8  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2014-06-26 19:10  ID:Memr4/5dHAo
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游月 昭 様

コメント感謝致します。
よくある類の悲恋詩になりました。ライトっちゃライトですね、確かに。
憧れていた人の顔を見よう見ようとして、でも上手く見えず、見たと思えば花火の逆光……結局最後まで足下しか見れなくて、記憶に残るのはあの娘の浴衣。ちらつく裾と素足が眩しくて……。
多少のまごつきがあるかと思いますが、俺的には「安っぽい」と言われなくて安堵しているのです。すみません。

ありがとうございました。
No.7  游月 昭  評価:40点  ■2014-06-24 15:57  ID:HGGGNe196sc
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こんにちは。

感想入れていないことに気付きました。
ライトな悲恋をうたった詩ですね。

思い浮かべてみました。
記憶というものは、あとあと操作されて、分かりやすいように変わっていくものだということに最近気付いたのですが、過去に私が付き合った女性を思い浮かべると、一番最初に出てくるのが、「笑顔」。
祭りの、と限定してもそうなります。凄く楽しそうなんです。
ところが、彼氏彼女になれなかった強い恋を考えてみると、後ろ姿。

この詩には顔がないのです。
おそらく強く恋焦がれた人との緊張感のある祭りでの場面。
相手の人は裾が翻るほどはしゃいでいる。
語り手は抱き締めたい、が
腕の中はいまだに空っぽである。


>明日を探した/いつの頃だっただろうか
の「明日を探した」が「夢を見た」と似通った内容であること。「いつの頃だっただろうか」が「もたついて」いて、また、意味も少しそぐわない。
この二つだけ手をいれるとしっくりいくと思います。

ラストはベタですが、この一文を最初に誰が書いたのか、素晴らしい文ですよね。
「夏祭り、そういえばあの娘と行ったなあ。」と、毎年思い出すという事だと思います。

しんみり。記憶のこと、勉強になりました。ありがとうございます。
No.6  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2014-06-09 17:05  ID:ywIsvaODrWs
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コメント感謝致します。
妄想は、一体どこが誰が思い浮かんだでしょうか。
その背中に声が届くことは、きっと無いような。
何か残る物があったならば幸いです。

ありがとうございました。
No.5  石井大心  評価:30点  ■2014-06-08 13:45  ID:Lf8Xjdi/zBs
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貴女はどこに行ったのでしょうか。
私の心に妄想してみました。
とても心に残る4行詩でした。
No.4  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2014-06-08 00:19  ID:2yvcLrrqfRc
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A 様

コメント感謝致します。こんばんは。
祭のカップルだらけの中で一人、叶わない想いを胸に秘める男が浮かんだかと思います。見ようによっては哀しくも、不様にも見えることでしょう。もしくは、いつかの遠い郷愁やもしれません。
そのことが伝わったのであれば、幸いです。

ありがとうございました。
No.3  A  評価:20点  ■2014-06-07 23:04  ID:pA0QzJ9KbiA
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拝読させていただきました。

祭りと言えば、それ自体楽しみとしてあるはずなのに、その夜に「明日を探した」という事は、語り手は「貴女」に片思いしていて、祭りの後も続く恋愛の成就を願っていたという事でしょうか。すると、「貴女のいない夏が また今年もやってくる」というのは切ないですね。でも、いい思い出として残っているような感じもあるみたいです。情景が浮かびました。
No.2  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2014-06-06 07:48  ID:7NgMdY.YJns
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菊池清美 様

コメント誠に感謝致します。
使い古された、というのは、たぶん当たってます。自分でも『珍しくありふれた表現使ってんな』と思いながら書いていました。
久しぶりの四行詩で上手く書けるかと思ってましたが案外ストンと落ち着きました。

詩は書き手の思いと読み手が感じることの二つの「答え」を持っています。俺の大嫌いな二次方程式みたいに。
二つ目の答えはきっと、菊池さんがそう思われたのなら、それが貴女にとっての正解であり、俺にとっての新しい『答え』なんでしょう。

ありがとうございました。
No.1  菊池清美  評価:40点  ■2014-06-06 05:12  ID:dJ/dE12Tc8A
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<貴女のいない夏が また今年もやってくる>
好いですねぇ、男は女を案じるから忘れられないんです、男の美学ですね。

もう使い古された言葉のようですが作者の心が詠うから良いのです、使われていない言葉なんて無いのだから。

あの人のサクランボは可愛いで良いと思いますよ、変に作らないのがあの人の魅力でも有ると思います。
総レス数 8  合計 130

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