岩手山

故郷の山に向かいて言う事無し
と故人は歌った

山は厳しくてそして優しい
其れは大いなる父に似ている

人は神の様に崇めて来た
此処に立って見れば頷ける


二月は雪渡りの季節
堅い雪は何処までも歩ける

門の様な二本の古木が招く
向こうは多分あの頃

僕らはとても気が合っていたから
先に来ていても驚かない

そんな気にさせる懐かしい風景
心はもう友と語ってる
菊池清美
2014年02月09日(日) 04時22分24秒 公開
■この作品の著作権は菊池清美さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.7  菊池清美  評価:--点  ■2014-02-11 15:09  ID:/dxzQ0Wmf36
PASS 編集 削除
謝染はかなしさん

有難う。
写真詩はずっと遣りたかった物です、ここに来て嬉しく思っております。
出来の良し悪しは個人の能力の問題だと思います、心掛け位では追い着きませんね。

お名前は数年前から知っておりますがそう言う方なんですね。
  
No.6  謝染はかなし  評価:10点  ■2014-02-11 13:56  ID:Jrs3xCdF2Fg
PASS 編集 削除
写真詩がよく投稿されていますが、私はどれもあまり良くないと思っています。

それはどうも写真が主役で、言葉は写真の周りを浮遊するだけの「何か」に押し留められてしまっているような印象を受けるからでしょうか。

写真と詩の言葉のあいだに、喧嘩も対立もないのは、私は淋しく感じます。余計なお世話でしょうけども(皮肉などではなく)。
No.5  菊池清美  評価:--点  ■2014-02-11 08:18  ID:/dxzQ0Wmf36
PASS 編集 削除
青ガラスさん

嬉しいコメントを有難う御座います。
雪原と成った牧場を見に行きましたら、柵代わりの柴が途切れて息を呑む様な岩手山が見えました。
フレスコ画…流石発想が一味違いますねぇ雪の白と光の所為かも知れませんね、良い感じでした。

一緒に行って見たい…最高の賛辞ですね有難う。


楠山歳幸さん

何時も丁寧なコメントを有難う御座います。
岩木山の形も良く似ていますね、青森にドライブすると不思議な感覚に襲われます。
詩の形を褒めて頂くと本当に嬉しいですね、そう在りたいと書き続けて居ます、到達は出来そうに無いですが。

写真は良い天候と良い撮影ポイントに居たと言うだけですが其れさえ難しいですね、でも恵まれています。
有難う御座いました。
No.4  楠山歳幸  評価:50点  ■2014-02-10 22:53  ID:3.rK8dssdKA
PASS 編集 削除
 読ませていただきました。
 
 名山と言われる山への畏敬の念と親しみ、
 土地への思い、あるいは物語でしょうか、
 なんとも言えない気持ちが短い文章からじん、とするように感じます。
 詩の素晴らしさを感じました。
 わたしも昔、一度だけ岩木山に登ったことがあります。山小屋で出会った方々を思い出してしまいました。

 写真も良いですね。本当にフレスコ画のようにも感じます。朝日の光が暖かい感じてとても綺麗です。二本の木がまるで山の従者みたいで、そして見る人を暖かく迎えてくれているみたいです。
No.3  青ガラス  評価:50点  ■2014-02-10 13:56  ID:6Sbbo4.76/Y
PASS 編集 削除
写真、フレスコ画の匂いがする!
そこに目が行ってしまいました(^ ^)

お山という感覚しかなかったある日、目の前の山を見て
立ち尽くしてしまったことがあります。
頷けますね、神々しいです。
古木の向こうはあの頃、一緒にタイムスリップしてみたい。
そんな気にさせた詩。
No.2  菊池清美  評価:--点  ■2014-02-10 07:31  ID:/dxzQ0Wmf36
PASS 編集 削除
游月 昭さん

有難う御座います。
自然は何処でも良く似ていますね、散策していると懐かしい景色に会えます、同時に色々思い出します。
游月さんにも良い思い出が有りそうですね、そう言うものに会いたいからあの頃に似た場所が好きなんでしょうね。
失礼を許して頂けた様でホッとしております有難う御座います。
  
No.1  游月 昭  評価:30点  ■2014-02-10 00:39  ID:IIbnOzQ/0rQ
PASS 編集 削除
こんばんは。

雄岳、雌岳(おだけ、めだけ)なんて言う呼び方があるようですが、この詩からすると、岩手山は雄岳的ですね。

人は古来より、大きなもの(動かせないもの→岩なども)、大きな力(地震など)を神と繋げて畏れていたようです。
裾野まで行ってみれば、現代人だって、そんな感覚になるでしょう。

ラストの気持ち、よく分かります。
加藤諦三氏が、彼の若き頃の逸話を本の中でも紹介されていますが、男同士、何も話さずしばらく道を歩いても、互いに楽しいと言える仲。そんな関係が私にも有ります。過去の、あるところでの頂点の二人。ライバルであり、それぞれ違ったアート感覚が何故かピタリと合う。100年に一度の巡り合わせに、当時の彼女には、「二人の間には、入り込めない」ような嫉妬を感じていたことを知らされました。
そんなことを思い出しました。
総レス数 7  合計 140

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除