逆鱗

 怒りの鍵盤を投げつけて
 夕陽にのこる妹の背中を殺害しろ
 
 その柔和さは幼稚な徒手では貫けない
 
 光線のように固められた速乾性のボンドで
 虚飾だらけの美学を脅迫するのだ
 
 何人も寄せつけぬ頽廃さで
 唇のリップグロスを毒殺し
 
 偽善任せの暖房機器を破滅させ
 苛虐される鳥たちの鳴き声を虐殺する 
 
 手にしたい物は無限の可能性の甘美な妄動の中にある
 
 一つの荒野の惨殺で
 どんな漆喰の室を掴めるのか、と嘯きながら
 
謝染はかなし
2014年01月25日(土) 15時29分01秒 公開
■この作品の著作権は謝染はかなしさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 
 昔の作品はすべて消してしまいましたが、久しぶりに孤独な部屋のなかで詩が書けたので、投稿させてもらいます。皆様よろしくお願いします。
 

この作品の感想をお寄せください。
No.2  謝染はかなし  評価:0点  ■2014-01-26 02:01  ID:Jrs3xCdF2Fg
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こんばんは、游月さん。しゃぞめと言います。
感想をくださりありがとうございます。

ネットでの詩の活動は不毛なものです。
ほとんど現実の関係に繋がらないですから。
私は現実の関係や刺激を大事にしますし、何より日常を大切にします。
いまの私は習作の時期だからここにいますが、もし本当に良いものが書けたら、わざわざネットに自分の詩を掲載しません。詩集にします笑
だから私としては、そういうことはあまり考えなくて良いのではと思います。

とまあ、余計な文章はここまでにしておきまして。

冷めた印象ですか。困りましたね。
この感想は対処が難しそうです。しかし課題として取っておきます。
生々しい表現は、いまの私はあまり書きたくないと思っているのでなるべく考えないようにしています。

ありがとうございます。ですが題名は私は「ない」と思っています。
「逆鱗」の意味は「龍の顎の下にある一枚の逆さまに生えた鱗」のことですので、「逆鱗」は題名として相応しくないと思っています。
選んだのは音が良く、また嫌味がない程度に意味を保有できるため、という理由もしょうもなくてナンセンスです笑

題名と第一連が被っているという指摘はよく分かりません。
たぶんですが、これは被っていないと思います。すみません。

尻すぼみ感はその通りだと思います。第一連に最大の詩の重力があるのは、誰の目にも明らかです。
ぶっちゃけて言えば、私は第一連以外はおまけで書きました。第二連からは第一連に均衡する詩行が出てこなかった。
この詩は短時間でぱっと書いた習作的意味合いが強かったので、言葉の精査厳選は諦めました。


長文になってしまい申し訳ありません。
しかし感想への、私なりの全力のつもりです。

感想ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。
No.1  游月  評価:30点  ■2014-01-25 23:58  ID:STGQyRbvtcY
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こんばんは。

ご存じかもしれませんが。某所で数人に、けちょんけちょんに言われた私が言うのも何ですが、仰々しい表現が逆に冷めた印象を浮き彫りにさせてしまっていると感じます。もっと生々しい表現でも良いのではないかと思います。

題名が素敵です。
しかし、初連とかぶり過ぎている感。
ラストに向けて冷えつつあるのは残念。
尻すぼみ感。

なま言ってすみません。
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