空 大地 そして海から
拝啓
元気にお過ごしでしょうか

私は貴女が居る場所を守る為遠く離れた場所に来ました
私は貴女の生きるこれからの為に戦って散って逝こうと思います

私は貴女の見上げるこの空から
貴女の歩んで行くこの大地で
貴女を包み込むこの大海原から

貴女の幸せと貴女のこれから先の未来が明るいモノである事を
微力ながら願い見守っているよ

だから
君は悲しむなかれ
私は常に君の側に居る

その事をどうか心の片隅に留め置いて欲しい
そして僕の事は忘れて
僕の分も幸せで明るい世界を見ていておくれ

私の大切な人

今は亡き者より

音羽
2014年01月03日(金) 02時45分45秒 公開
■この作品の著作権は音羽さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
特攻隊の動画を見た勢いで書いたものです。

2014.01.12呼称一部修正

この作品の感想をお寄せください。
No.6  音羽  評価:--点  ■2014-01-07 01:42  ID:rMAQZW5kXMI
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青ガラス様感想ありがとうございます。

私は詩を書いてから題名を決めるのですが、この詩に関してはすんなりと 『空 大地 海』 の三単語を入れたいと思ったのです。
それぞれで沢山の方が大切な方を思いながら散って逝った。
題名から少しでもそんな背景を意識して読んで頂けたらと思っていたので、題名を気にって頂けたようで嬉しいです。

散るとの表現は意図して使ったわけではなく、戦争ものを読むとよく目にするのでそのまま使ったのですが。
私はそういう表現を使うんだぐらいにしか思っていなかったもので。
そういう取り方もあるのかと、目からウロコでした。

評価・感想ありがとうございました。
No.5  青ガラス  評価:30点  ■2014-01-06 15:52  ID:6Sbbo4.76/Y
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わたしは、このタイトルが好きです。
選択肢のない極限状態で愛する人を思いながらも
空や大地、海へと生死や哀しみさえ超えて、心を解き放していくような
作者さまのソラ(宇宙)で何かを感じ表現したい
その思いは大切で素敵なことだと思います。

散るという言葉の表現には戦争の怖さ悲惨さ
この題材の重さを感じずにはいられませんね。

No.4  音羽  評価:--点  ■2014-01-04 02:11  ID:rMAQZW5kXMI
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游月様・菊池様・陽炎様感想ありがとうございます。

游月様
推敲をという事でしたが、これは完全に勢いのみで書いて誤字脱字の確認のみで投稿したので耳が痛い感想です。
でも、題材的に推敲は必須なのかもしれないですね。
今後同じような題材を使う時には、詩の印象を大事にしながら推敲をして見ようと思います。

菊池様
対象の呼称については全く気づいていませんでした。
ご指摘ありがとうございます。
戦前の教育を受けた方は今の私たち以上に教養があって、難しい日本語を日常会話で使って違和感を感じないような方々が、呼称をチグハグに使うなんてまずありえませんよね。
そんな中で呼称の統一性の無さを好意的に解釈して頂いたようでありがたいです。

陽炎様
「風立ちぬ」は残念ながら見る機会をん逃してしまったのですが、特攻隊は知れば知るほど考えが変わる事柄だと思い、その時の私の本音を書いてみました。
勢いが急だというのもそのせいかもしれません。
時間を置けば、詩と伝えたい事の印象が変わってしまう事が怖かったんです。
呼称については書き手としては違和感がなかったので、こうして意見を貰えると大変助かります。
呼称は統一するとそれだけで詩の感じが結構変わりますね。
この詩は私にとっても思い入れがある詩なので、これからも大切にしたいです。
これから、5年10年と時間をおいて熟成させたらまた違う印象の詩が出来そうで、それぐらいこの詩と付き合えたらと思います。
No.3  陽炎  評価:20点  ■2014-01-03 22:09  ID:eM8nTjX2ERc
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拝読しました

「永遠の0」やアニメ映画「風立ちぬ」などでも
取り上げられている題材ですし
きっと音羽さんも、その動画によって
何かに突き動かされるように
この詩を描かれたのだと思います

そういう衝動に突き動かされることは
とても大事なことだと思うし
勢いに任せてでも描くというところには
やはり意味があると思うので
今後も大切にしていってほしいな、と思います

ただ、この詩に関しては
少し急ぎすぎてるなあ、という印象

特攻隊によって戦死した「私」から
愛する「あなた」へ宛てた手紙のような形態で描かれたものですから
もう少し「私」と「あなた」との関係について
丁寧に描いてあげてもよかったかなあ、と

あと、丁寧語で描かれていたものが
途中から砕けた言い回しに変わってるところは
生前、親しい間柄であったならそれもありうるし
そこはいいのですが
人称は統一したほうがいいと思います
「あなた」と呼びかけていたのが
突然「君」に変わってしまって
「君」というのは別の人物(たとえば「あなた」の子どもとか)
なのかなあと読み進めてみるとそうでもなく
やはり「あなた」に語りかけている様子ですし
語り手も「私」と云っていたのに
最後には「僕」に変わってしまうというのには
読んでいて、これは一体誰が誰に何を話しかけてるのかと
混乱してしまいます

きっとこの作品は、熟成させたら
もっと良い作品になるような気がします

大事にしてあげてください
No.2  菊池清美  評価:30点  ■2014-01-03 09:54  ID:/dxzQ0Wmf36
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対象が貴方だったり君だったり、自身も私だったり僕だったりと…特攻隊と言う特殊な状況だったからなのですね。
死ぬ為に行くと言う極限な状況は多分経験する事は無いと思いますが、そう言う状況かも知れませんね。

江田島で見た事を思い出して戦争の悲惨さをまた思いました。
詩は良いですが戦争はいけないですね。
No.1  游月  評価:10点  ■2014-01-03 06:08  ID:CKLP/qth1AI
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書いたことには意味があったと思います。
勢いだけでなく、しっかり推敲して欲しい題材です。

総レス数 6  合計 90

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