わるいひと




戦争とか
罪とか
罰とか

愛とか
恋とか
絶望とか

それらすべて
おまえのすべて
踏みにじって
奪い去る

だから

泣くな
その感情も
いっさい俺が
盗んでいくから


笑え
今そこに絶望があっても

ケセラセラ
踏みにじれ
不幸や
それに準ずる
あいまいな闇を

ケラケイラ
それじゃ
せいぜい苦笑い

まぁ
いいか
絶望に満ちた
泣き顔よりも






お前のすべて
俺によこせ
悲しい部分を
全部よこせ

食らってやる
残さず全部

そんで排泄するよ
キレイな便所に

水で流れる
キレイな便所に

少し臭いが
残るかもな
それがお前の
痕跡かもな


それもいずれ
消えてなくなる
時間と闇に
埋もれてなくなる

1000年たてば
土になって
地球みたいな
モノになる


悲しいような
嬉しいような


死んでも生きているような
隣で笑っているような


まぁせいぜい


苦笑い


ニイタニタ


わるいひと
史裕
2013年12月22日(日) 23時51分15秒 公開
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作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.3  史裕  評価:0点  ■2014-01-26 23:54  ID:ZHUZpPsCe.k
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>陽炎さん
お返事おそくなり申し訳ありません。
読んでいただいてありがとうございました。
ご指摘参考にします。

>游月さん
ご感想ありがとうございました。
読んでいただけてうれしかったです
No.2  游月  評価:10点  ■2013-12-26 21:16  ID:m.6gUmQkDJ2
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内容はともかく、

視覚的な効果(見た目)を徹底してもらうと、お絵かきみたいで面白かったのになぁ、
最初のヘチマみたいな形に期待してたんですよぅ。
と残念に思いました。
No.1  陽炎  評価:20点  ■2013-12-23 10:06  ID:eM8nTjX2ERc
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痕跡を残す、という意味では
前回の詩の続きでもあるのかなあ、と思いましたが

冒頭の2連
戦争、罪、罰、愛、恋、絶望

それらがどこにどう繫がっているのかが
少し解りづらい印象がありました

戦争や罪や絶望はともかくとして
愛や恋までもがすべて「おまえ」を奪い去っていくというのは
ちょっと無理がある、というか

愛が奪い去っていくもの
恋が奪い去っていくもの

それぞれもう少し具体的に描いてみると
説得力が生まれるんではないかなあと

笑え、というのも
笑わなければ銃で撃つぞと脅されているような感覚
強盗が人質に放つ言葉のようで
そんなふうに云われて笑える人がはたしているんだろうかと

ラストのフレーズにしても
唐突すぎるというかなんというか

この作品は作者の中で完結してしまっているように思われます
もう少し練ってみてもいいかもしれません
総レス数 3  合計 30

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