どこまでも

どこまでも
遠くまでいきたい
そう思っていた
遠くまでいけば
この不安が勇気にかわるかもしれない
そう考えることもあった
校舎の裏から抜け出して
胸が痛いくらい
おおきな海や空
とびこんでみたいけれど
足元をみれば
けもの臭さが充満した
革靴の甲に
ただ
鉛色の空がうつりこんでいるだけだった

雨はどうして濡れているのだろう

透明なちいさな昆虫が
皮膚にふれるように、
くすぐったい
手のひらにのった水滴は
水たまりのように
私の感情は裸になって
このおどろきに息をのむ

だれもいない教室のなかで
冷えた岩にさわっているような
いごごちのわるい気分

ざらざらしている
不自然な感覚は
きっとみんながもっていること

私もひとりで、
せいいっぱいに
がまんできると思う

生まれてきた
どうしてだろう

たったいっかいだけ

わたしのはいた靴の
奥の底のほうには
けもののにおいがたちこめている。






2013年07月17日(水) 22時51分56秒 公開
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No.2  星野田  評価:30点  ■2013-07-22 02:53  ID:p72w4NYLy3k
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こんにちは、はじめまして。

原初的な感情を言葉にしたような作品で、そこが好きでした。
勝手な思いかも知れませんが、このくらいの長さの作品で、最初と最後の方の雰囲気というか、速度感のようなものを変えずに書くのって難しいのだろうなと思っています。
本作ではそういう、鼻に突く感じの変調がなく、それがまた、一瞬というか一つのまとまりとして浮かんだ思いをそのまま言葉にしたように感じれて、よかったです。
No.1  SHIRIAI  評価:10点  ■2013-07-17 23:08  ID:5ZzWE3oSpa2
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あら?変えた?まあいいや。

こんばんは。

お疲れ様です。さあ、これを筋書きにして、詩にしましょう!という感じです。
ちょっと散漫です。
「けもの」という言葉に興味津々です。
もっと「けもの」な部分にスポットを当てましょうよ。学校という狭い空間。しかし、子供にとっては、「世界」なわけで、ウザいは人間否定へ、イジメは死刑宣告というような、世界の凝縮されたものだと思います。だから、もっと描ける。あなたなら書ける。

と思いました。
総レス数 2  合計 40

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