しょおねん

夏の太陽はいぢらしいのだが
僕にとってはいぢらしいのだが
僕はもう何も残っていないぬけ殻なのだが
僕には何かする気力さえもなく
あのふうりんはもう鳴らないのだが。

ほんとうにきょうは晴れた日で
人々は冷たい麦茶でも飲んで
土くれどもと、
くたびれた犬は、

濡れたプゥルサイドみたいに静かに眠って、

やけた肌の少年がすずしいプゥルに飛び込むと、水しぶきあがり

そのあと一瞬しずまり返って、しずまって。

あるのはじりじりとした太陽だけで、

少年が水面からあたまを出すと

ぬげたパンツが水にただよっていて

わらいころげていると、その夏はおわったのだ……
toutotu
2013年07月17日(水) 20時04分18秒 公開
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No.5  toutotu  評価:0点  ■2013-07-22 09:31  ID:9fe18F/qCXU
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藤村さん
感想ありがとうございます。
なんだか色々と考えてくださったようで嬉しいです。
冴えない文章で書かれた詩だな、とか自分で書いて思っていたのですが、少なからず慰められました。
ありがとうございました。
No.4  藤村  評価:30点  ■2013-07-22 00:33  ID:sg12n8JFuiY
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拝読しました。
土くれども、というところで、プール脇のにおいみたいなものが立ちのぼってくるような感じがありました。
麦茶でも、の、でも、がいいよなとか思ったり。
そこでわらいころげるのはやっぱりしょうねんじゃなくてしょおねんなんだろうな、とか思ったり、おもわずつられて笑ってしまったり。
No.3  toutotu  評価:0点  ■2013-07-18 02:02  ID:YZDIi9hW9IM
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昼野陽平さん
感想ありがとうございます。
少年ではない僕が少年らしい少年を書けた?ようなので嬉しいです。少年らしくないと言われたどうしようかと思いました。
ありがとうございました。


SHIRIAIさん
こんばんは。
感想ありがとうございます。
後半が手抜きに見えるんですね、前半と後半がアンバランスみたいな感じですかね。きっと前半と後半を繋げるのに意識が集中していました、力不足です。手抜きと思わせないような詩を書きたいと思います。
ありがとうございました。
No.2  SHIRIAI  評価:30点  ■2013-07-17 22:31  ID:IIbnOzQ/0rQ
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こんばんは。
昼野さんがおっしゃるように、後半のノスタルジアと、後半を思う前半の現在の二部構成だと思いますが、

前半の繰り返しの中で、4行目が微妙に不快感をさけていながらも、でもやはり、不快感が残る

>濡れたプゥルサイドみたいに静かに眠って、
ここで上手くフェイドインしていっていると思う。水泳の授業を受けたことのある人なら、思い出す。
熱いザラザラのタイルの上にうつ伏せに寝転び、横を向いたときの感覚。心臓の音、息づかいが静まっていく。

そこで、ふざけた後半にバトンタッチ。
詩としてもうちょっとなんとかならないかなあ、と前半の後ろの方が良い分、残念に思いました。私には、後半は手抜きに見える。

でも、勉強になりました。ありがとうございます。
No.1  昼野陽平  評価:40点  ■2013-07-17 21:51  ID:NnWlvWxY886
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この詩はなんか好きです。
ぬげたパンツが水にただよっていて/わらいころげていると、
ここの部分とかいかにも少年らしいというか。
ノスタルジックな気分に浸れました。
ありがとうございました。
総レス数 5  合計 100

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