君と僕の記
僕のためにずっとがんばってくれた君
すっかり今は小さくなってしまって
もう一緒にいられる時間は少ないかもしれないけど

それでも僕は君と一緒にいることを選んだんだ
僕のために身を削って
鋭く尖って
時には折れることだってあったけど

君がいたからいろいろ学ぶことができたし
思いを綴るために刻み込むこともできた

すっかりボロボロになって
鋼色の義足をつけた君は
長い時を経て
今では僕の大切な愛しい人の
成長のしるしを柱に刻み込む

僕の愛しい人が大きくなるにつれて
君はどんどん小さくなっていくけど
その命尽き果てるまでどうか
僕と愛しい人のために傍に居てほしい
雪深狼壱
2012年04月27日(金) 18時08分41秒 公開
■この作品の著作権は雪深狼壱さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
読んでるうちに気付いた方もいらっしゃるかと思います。
僕の仲良くさせてもらってる方も得意な、物の擬人化です。
正体は「鉛筆」です。
ちょっと無理のある設定ですが、そこはフィクションということで大目に見てください。

この作品の感想をお寄せください。
No.4  雪深狼壱  評価:--点  ■2012-05-05 14:54  ID:Ca5wdoN1Nx2
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>小夜さん

ありがとうございます。
擬人化の女王のお出ましですね(笑)
小夜さんほど上手く書けた気がしなかったんですが、
お褒めいただき嬉しいです。ありがとうございます。

対抗心で、これからも更なる素敵な作品を待ち望んでます。
よろしくお願いします。
No.3  小夜  評価:30点  ■2012-05-05 11:19  ID:kzVZi6vy1G.
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遅ればせながらコメントを。

イキナリ言うのも何ですが…。
ごちそうさまでしたぁ!!!(by大声)

読み始めてすぐに
『もしや、擬人化系?』
と思ったけれど、それでもやっぱり読みながらニヤニヤしてしまう。
何でこんなにロマンチックな感じに書けるのぉ??!
羨ましいよぉ、雪深さぁん(うる。うる)

ちなみに。
2連目の時点で正体に気付きました☆(by対抗心)

次回作も楽しみに待ってるねぇ♪
では。では。


No.2  雪深狼壱  評価:--点  ■2012-04-30 18:55  ID:Ca5wdoN1Nx2
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>ゆうすけさん

ありがとうございます。
確かに、物にも、人を愛するように接することができれば長持ちしますよね。
ちょっとあるテレビ番組で、未だに鉛筆を大事に使って、銀色のキャップをはめてまで大事に使ってる子供がいたので、それに感銘を受けて書いちゃいました。
鉛筆の寿命は確かに僕も、書いていて長すぎるなと思いましたが、割と早くして親になったという設定にしてください(笑)
No.1  ゆうすけ  評価:30点  ■2012-04-30 12:48  ID:dZDA6s9Jnbw
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モノを慈しみ大事にする気持ち、全てのモノに対して愛しい人に対するように接することができたら、簡単にモノを壊したり捨てたりはできないでしょうね。
子供の頃の勉強に使い、親となって子供の成長を柱に書きしるすことに使う……ちょっと長生きすぎかな?

って、なんだか小夜さんと似ちゃってますね。まあいいか。詩は皆で楽しく書けばいいと思いますし。
総レス数 4  合計 60

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