目をそらした
そして
瞑った


広がる暗闇は
拒絶の結果

それなのに

暗い
暗い

とさけぶ


拒絶した光を想像する
自分にそそぐ光だけ
目を向けることができたのなら
先に広がる道に
気づいたかもしれない

でもね

そらした
そして
瞑った

そして・・・

わたしを覆う闇は
スポットライトの逆に
すっぽりわたしだけを
包んでいるのだ

伸ばした手の先が
もう暗くくすんでいる

手を伸ばす距離に光はない
でも

向き合い
そして
覚めれば



『あるいは』



スポットシャドーがつつむ
その中で

『あるいは』
１０回くらい言ったところで

時間が無くなった


怖い

いや
さみしい

本音の光

閉じて、目を開けた