『労働賛歌』


セールスマンが 私のこと 歌ってた
仕事で へこんで
お客さん この上もなく ひきつった笑顔で
見送ることしかできない

きっと 弱いのは
さずかりもの
つらいって 歌うのは わたしなんだ

人の苦しみが よくわかる
人の涙の 意味が分かる
痛みを知って 初めて
わかる人の 苦み


自分のことだけ しゃにむに考えて
鬼のお面を 抱えて もって歩いてる
そばにいたって 切りつけるばかりで
生き方が たいへんそうだな

きっと 嫌なのは
おかげさま
真実を 歌うこと できるんだ

こわばる身体 縮まる心
「もっと楽にね」って ほどかれてゆく
声をかけてもらって 初めて
わかる人の ありがたみ


お礼している人の 足元がきれいなように
わたしもそこに 自分を置きます

家族にも おもいやり
お花たち おなか減らさせないからね
生きている人たち 人 ひとりひとり
この言葉から 今 はじまりはじまり

おはようございます!

お、やるじゃん…やれるんじゃん
がんばってるね〜って 頭のなかの控室で
ゆるんだお茶を 飲み干して

ちょっと自分が 好きになれた







ザイチ
http://www.geocities.jp/zkzk77jp/
2011年12月15日(木) 23時13分34秒 公開
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作者からのメッセージはありません。

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No.5  久遠  評価:40点  ■2011-12-29 13:19  ID:7RNe.TvLNWk
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はじめまして。
素敵な詩ですね。

[きっと 弱いのは
さずかりもの
つらいって 歌うのは わたしなんだ]
というフレーズがすごく好きです!
No.4  はしずめ  評価:30点  ■2011-12-19 19:03  ID:WxNBhfvelVw
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前向きないい詩だと思います。


自分が好きになれた、ね。これが言えたらホンモノだ。どんな自分も受け入れられる強さを手にした、ホンモノ。
No.3  陽炎  評価:40点  ■2011-12-16 22:46  ID:RZS1SxfqTqg
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うん、ラストの「ちょっと自分が好きになれた」
痛い痛い云っていた自分
他人を切りつけていることにさえ気づかない自分

なのに、なのにさ
やさしくしてくれる人はいるもんで
声を掛けてくれる人は、ちゃんといるもんで

その人にとっては「私」の事情、心情なんて
大した問題じゃなくて

ただ、目の前にいる「私」という人間が
その人にとって心地よい存在であるか否か
ただ、そこだけなんだろうな
なんてなことを思いました

「自分を好きになる」=「他人に受け入れられる」
だと思っていたけど
本当は、「自分を好きになる」=「他人を受け入れられるようになる」
ことなのかもしれないなあと

ザイチさんの中で、そういう心情の変化が出てきたのでしょう
他人を受け入れられる余裕が生まれたのかもしれませんね

ちゃんと自分のことを好きになってあげられる人は
強いと思います
自分の弱さも汚らしさも全部、受け入れようとする心意気
それさえあれば、きっとなんとか生きていけるさ

あなたを見ていてくれる人がいるということ
それに気づけたということが
なによりすばらしいことなのではないかと
私は思います

きっと、ザイチさんはいま
満ち足りているのかな

なんだかそんな気さえ漂ってきました

また読ませてくださいあなたの詩

いつでも待ってますよ

またメールするね

ではでは
No.2  謝染はかなし  評価:30点  ■2011-12-16 18:53  ID:fptoeJsmzHM
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うーん、良いね。

しかしこの内容のラフさに、タイトルの堅物感が若干ミスマッチに感じるかも。いいタイトルではあるけどね。
No.1  うんこ太郎  評価:40点  ■2011-12-16 10:56  ID:iIHEYcW9En.
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私はとても好きです。
こういう詩というのはありそうでないですよね。
素直だし、前向きだし、ユーモラスだし。
とても良い詩だと思いました。
ありがとうございました。
総レス数 5  合計 180

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