飴玉人生
白い、白い壁に囲まれながら
ずぅっと、ずっと続く静寂しじまに沈む

壁の底に溜まった泥を啜って吐いて、僕は生きる
無くしてしまった思い出にプカプカ浮かんで、僕は生きる

白い、白い壁に囲まれた
淡く、温い夢を見る

でも、もう戻らない

泥の中に沈んでしまった思い出も
壁の外に捨ててしまった思い出も

もう戻らない

君は戻らないんだ
ABYSS.
2011年03月27日(日) 16時08分02秒 公開
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■作者からのメッセージ
数ヶ月振りくらいに詩を書きました。
毎回そんなペースで書くもんだから決まってリハビリ作品ばっかり。

深夜二時くらいのちょっとダウナーな気分で読んでいただけると吉。

この作品の感想をお寄せください。
No.5  ザイチ  評価:0点  ■2011-04-04 03:27  ID:HbNffgcaP1U
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(評価をつけるのが苦手なので、感想だけ書かせてください)

無力感の中にも、甘さが優しくて、取り戻したいという想いが切に伝わってきます。
なすすべもない現実を、突きつけられているような感覚に浸りました。。
No.4  水川 朝子  評価:30点  ■2011-04-01 21:12  ID:u3lyy/5P.xY
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はじめまして。読ませていただきました。

とても切なくなりました。飴玉人生というタイトルは甘ったるくてなんだかだらだらつきまとう喪失感を表しているのかなと勝手に解釈してしまいました。全然違くて不快に感じられたら申し訳ありません。
深夜にもっと感情移入して読みたいと思います。

なんだか自分勝手に書いてしまってすみません。
また、楽しみにしています。
No.3  謝染はかなし  評価:20点  ■2011-03-30 04:56  ID:D5FXfV4BiuM
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白い壁……ハッカのことですね分かります。

どうしても食べ残しちゃうんだよねー。って違いますね……すみません……。
No.2  ABYSS.  評価:0点  ■2011-03-29 23:48  ID:pEW5Ve5oAu.
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ご感想ありがとうございます。
切なくしたくて書いたものなので、切なくなっていただけたなら幸いです。
タイトルの意味は色々と混ざっております。
甘ったるかったりドロップだったり、深読みに制限はございませんので是非、作者の範疇を超えて無意味に思い悩んでくださいま、せー。
No.1  片桐秀和  評価:30点  ■2011-03-29 16:42  ID:n6zPrmhGsPg
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読ませてもらいました。
なんだか辛く、そして切ない気分になる詩だなと思いました。思えば僕も白い壁の中で夜中沈んでしまってることが多く、わー、ととりあえず呟きたくなったり。タイトルの意味合いが僕はつかめなかったので、そこが自分として残念に思います。どういうことなんだろう。
こういった詩ばかりを読むとなんか凹んじゃいそうなのですが、確かに深夜に読むと、胸にきそうです。でもこういうのもいいなあ。

よく分からない感想だったかもしれませんが、そんなことを思いました。
総レス数 5  合計 80

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