それから
浮き雲を眺めるたびに

泳いでいける距離ではないと知る

それでも君に触れているのは

届く位置にあるからで

見送るためではないと

思いたかった

思い出とかまぼろしとか

ひとりじゃもはやわからない

あくびをひとつ噛み殺して

君に詫びる

「許して下さい」

あるいは許せ、と
みずの
2011年03月15日(火) 17時33分32秒 公開
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No.1  ザイチ  評価:0点  ■2011-03-17 02:37  ID:2EbdM0k4XrU
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いったん浮雲になったら、やはりもう届かないものなのかもしれませんね。
やり切れずに開き直るような気持ちが、命令形で強い調子なのに、
どこかもろい気がしました。
総レス数 1  合計 0点

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