手のひらのアニミズム
今日の帰りに拾った
セミの抜け殻を見ながら
コイツを詩でどうしてやろうか
とか思っていると
生まれる瞬間、苦しんだか喜んだか知りはしないが
抜け殻の格好は「好きにしやがれ」と言っている気がする
ふと思い立って部屋の灯りを消し
スティクライトで抜け殻を照らす
部屋いっぱいに広がった橙色の光は
自分がセミの中に入ったようでなんとも楽しい
橙色の光が夏の夕暮れのようで
セミの声が聞こえてくるようで

「万物には魂がやどる」
故人の言葉をあらためてかみ締めながら
骸のセミと戯れる夜
僅夜
2018年09月19日(水) 02時13分41秒 公開
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No.2  僅夜  評価:0点  ■2018-09-22 23:14  ID:V8DdSaSVfYY
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ヤエさんへ
>〜童心に返ったような錯覚を覚えました。
命の器。役目を終えたモノ。それに対する愛情、哀愁。
僕たちが大人になっていくうちに忘れていく熱量。
それらが少しでも表現できて伝われば、と。
No.1  ヤエ  評価:50点  ■2018-09-21 22:05  ID:SITQgi7z/cc
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こんばんは
夏の夕暮れのような色かぁ、なるほどなと
少し思い耽りました。

ラストの語呂の良さがなんとも好きで、なんか童心に返ったような錯覚を覚えました。

読んでて楽しかったです。
総レス数 2  合計 50

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