地球へのラブレター
 周りにしゃへい物がないので、風がようしゃなく吹き付ける。広い空はからっとしていて水色。その下には青と緑の中間、エメラルドグリーンの海が太陽に照らされ波打ち、そのせんたんがレース状の白いあぶくと一緒にぼくに襲いかかる。ぼくはわざとそれをぎりぎりまで引き付けて、ステップしてよける。さっきまで黄色っぽかった砂が、水にぬれて黒くしめっぽい色になる。ぼくの茶色のスニーカーのくつさきはわずかにぬれたが、くつしたはまだまだ大丈夫だ。また次の大きな波が来る。ぼくは息を弾ませ「よっ」とする。
 そんなふうに一時間、海岸沿いの砂浜を歩く。誰もいない砂浜を。ぼくはこういうのが好きだ。
えんがわ
2024年12月13日(金) 03時52分36秒 公開
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No.2  えんがわ  評価:--点  ■2024-12-13 12:15  ID:PyFRimgEhSs
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お久しぶりですー
陽炎さん、まだまだ健在でご活躍で、昔の馴染みの方がこのサイトにいるのはすごく嬉しいですし、こんなに早くコメントいただいて嬉しいです

遊んだのは葉山の逗子の海ですー
でも、タイトルと季節から海外の海を想像するのもわかりますし、むしろそうやってイメージして読んでくれた方が、スケールが広がるかなって思いましたー
No.1  陽炎  評価:50点  ■2024-12-13 04:19  ID:qUGSF4Qri.s
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お久しぶりです、えんがわさん

誰もいない海辺
波打ち際に立って、何度も海からのリフレインを楽しんでる

この海はどこの海でしょう
日本でもなさそうな感じもしますが
総レス数 2  合計 50

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