LUNATIC DREAMER

ペンをつるぎにもちかえて、

ひさしく見ない闇夜の民に

あいさつがてら斬りつける。



サヴァ缶の撒き餌で集めた

笑う猫たちに号令をかける。

闇夜の民は臨戦態勢をとる。



「ほら、あれこそが、真の月!

 カスタムメイドの、皆の月!」



誰か(彼女?)がそう叫ぶ。



戦闘開始から0.25秒後

すべてのかの民は息絶えた。

猫たちの勝鬨の声が響いた。



つるぎをペンにもちかえて、

明日の朝刊のコラムを書く。

業務用のまぐろを注文する。



きちがいじみた吉夢のお話。


MOON
2024年03月02日(土) 23時06分04秒 公開
■この作品の著作権はMOONさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
猫シリーズ第2弾です
どうぞご笑覧ください

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