二回目の微熱の中で |
おいおい これは何の喜劇だ? まるで養豚場の豚の様に 屠殺待ちの行列ができている 我先にと社会性に狂った不安心理要素が 己が罪をこそぎ落とそうとするかのように 肩を出しやすい格好でハッピーエンドを注文していく 「はい、あなたは今日から新人類です。 ナノマシン入りの精神安定剤を王に捧げました。」 具体的な説明は何もないままに 分かりやすい説明を真心で包む従事者 黒か白かで言えば皆一様に「グレー」 罪か罰かで言えばその答えは人任せ 99.998% 僕らの勝利は確定した 新人類たちが誇らしげに門を出て社会に散っていく そのピラピラの認定書の裏を見たら 近くの文房具屋で買ってきたような網の目の用紙 勘違いしないでほしい 今年最大の祭りを僕は大いに楽しんだ 命が大事という周りからの圧力で死んでいく たくさんの弱き命たちのために 感涙にむせび泣く ハンカチは結構 マスクで拭くよ |
虎竜
2021年08月27日(金) 00時06分40秒 公開 ■この作品の著作権は虎竜さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 虎竜 評価:0点 ■2021-09-12 09:22 ID:Y5z8Yaj/4DM | |||||
おお!お久しぶりです!! こちらもテンション上がりました!(笑) こちらこそよろしくお願いします! 郷愁とは、いったいあの頃出会った関係は何なのだろうと考えてしまいました。 異常な事態と異常な時代が当たり前になっている人々の日常。 逆らえぬ時代の流れ。その中で一生懸命考えて判断していくそれぞれの人生。 でも会場の雰囲気は喜劇の舞台そのものだった気がします。 その一員になっていることの安堵と不快感。相反する感情を描きました。 またRENさんの卓越した分析力を垣間見ることができると思うと楽しみです! |
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No.1 REN 評価:40点 ■2021-09-12 04:01 ID:qUGSF4Qri.s | |||||
年単位でご無沙汰しております、かつこちらのサイトでは初めましてです。RENです。ふと郷愁に駆られて皆様の消息を訪ね回っていたところ、こちらを発見してテンションが爆上がりのままにコメントさせて頂きます。 相変わらずのウィットと事象を真っ直ぐに捉える虎竜さんのセンスに、未明に一人で声出して笑いました。 お元気そうでよかったです^ ^ またお邪魔させて頂きますね。 |
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総レス数 2 合計 40点 |
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