愛してるとアイラブユー
何十年に一度だけ
一生に一人だけ

その重さの『愛してる』が好きだった

昭和のアメリカドラマみたいに
毎朝言ってる『アイラブユー』
その和訳が『愛してる』だったことを知って
日本の英文学者はクズだと思った

あれからどれほどたったんだろう

愛してると
アイラブユーが
同じ重さになったこの世界で
私の愛はどこにいった


愛してるの誤用が
私を苦しめていく

今じゃ情事の枕詞に成り下がった
朝方のベッドサイドに転がった
ゴミ箱に入れなかったティッシュみたいに
汚らわしい


もう一生愛してるなんて汚らわしい言葉
自分の口で言うことはない
史裕
2020年02月13日(木) 08時58分41秒 公開
■この作品の著作権は史裕さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
愛の英訳はLOVEじゃなくてAffectionだけでいい

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No.2  史裕  評価:0点  ■2020-04-18 15:05  ID:FgPJjv.NpwM
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詩歌敗北者さま
ご感想ありがとうございいました。
また読んでいただければ嬉しいです。
No.1  詩歌敗北者  評価:50点  ■2020-02-21 15:49  ID:gBjhm/nSDJ.
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気持ちはわかります。言葉の軽さに悩まされることがあります。
その度に新しい言葉を使ったりしてやり過ごしています。この悩みは尽きることがないかもしれないですね

ではではー
総レス数 2  合計 50

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