本名 |
生まれたんだよ この僕が どうしてスマホなんか見てるの? ここにいるんだよ この僕が 他の何を捨て置いてでも 真っ先に見るべきだ どんな偉い人よりも どんな凄い事よりも この僕が今生きていることに どうして素直に感謝しないの? 君が何十年かけても決して 決して追い付くことのない 高みにいるこの僕に 君は気づくことすらないのかい? 全ての敬いを込めて靴を舐めなよ 全身全霊で畏怖の念を心に刻みなよ 下らない全ての人々と共に さらに下らない君ごときに 話してあげてるんだよ? その重みが 君にはわからないのかい? まあ仕方ないか 神に等しき僕の言葉を たかが人間ごときが理解できるわけもない 許してやるとするか 小学校からの帰り道 ただただただただ 膨らまし続けた あの風船 今も破裂することなく お宙に浮かんでる 僕は生ゴミ ただ腐るを待つ そして虚飾は残さず剥がれ落ち 本質が見えてくる 君は耐えられるかい? 何にもないということを僕は経験談と共に ごく自然に話すよ? 君は自我を保てるかい? それでも世界を信じていられるかい? 君の大切にしている全てが 思い込みであるように 世界の輪郭が ただ誰かに吹き込まれた情報でしかないように その時君はかつて味わったことのない 恐怖を知る 生きていることが最も残酷な事であるような 苦しみを知る でも僕は君に手をさしのべない 助けてあげることなどできない その闇は君のものだよ 抱きしめてあげなさい ねぇママ 僕の中の怪物が また大きくなったよ 僕自身すらも飲み込んで きっとママも殺して食べてしまうんだね それがいけないことだと感じる気持ちが どんどん薄くなるんだ 時計の針が回っているのに 時間は流れているとは思わない 口から放った言葉が 誰かに届いている気がしない あぁ 一人なんだね 強くなりすぎたのかな 弱くなりすぎたのかな どちらでもない お前はただの精神障害者 要するに生ゴミ ふふふ 一生懸命スマホに語りかけてるんだね 満たされない自信を正当化するための 言い訳を そんなものは詩ではないよ ゲロさ 暇 暇 暇 暇 暇 暇 暇 暇 もう終わりかたがわからないよ この投稿も人生も 迷う事すらできないくらいに 干からびた希望 そうして疲れきって 向精神薬を飲むのさ 己の行いの全てが 何一つ意味がないかのように ただその薬を飲んだだけで治っちゃうんだよ 嫌な気分が それって楽になるってこと? それとも絶望するってこと? 飲んだことのない人たちにはわからないよ そう言って自分との差を人になすりつけて また世界の形を保とうとするのさ 後ろを振り向いてはダメだよ 今 君の後ろを見てはダメだよ 絶対にダメだ 前だけ見てなさい 上だけ向いてなさい そうすればお金が増えるから 長生きできるよ そして僕が長くこの世にのさばればのさばるほど 誰かの命がその糧のために殺されていくんだね アハハはは 手が真っ赤だ~ |
虎竜
2019年10月16日(水) 01時45分01秒 公開 ■この作品の著作権は虎竜さんにあります。無断転載は禁止です。 |
|
この作品の感想をお寄せください。 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No.2 虎竜 評価:--点 ■2019-10-23 08:54 ID:te6yfYFg2XA | |||||
おお!ゲロの部分か~。自分的には思いもなにも込めていない、流れで自然に出た言葉です。 ある意味で中継ぎのように。えてしてそんなものですね。 でもそういう感想をいただくとまた違う視点が生まれて、 作品に対する思いも変わります。だからこそゲロッてよかったと思う。 ありがとうございました。 |
|||||
No.1 ナカトノ マイ 評価:40点 ■2019-10-22 15:57 ID:FLHCVOVt6M. | |||||
迷路みたいな詩だと思いました。それは多分、視覚的にも内容的にも。 「ゲロさ」というところが好きです。言葉とはある種の嘔吐物のような側面も持ち合わせているように感じます。 |
|||||
総レス数 2 合計 40点 |
E-Mail(任意) | |
メッセージ | |
評価(必須) | 削除用パス Cookie |