露出狂の詩 |
見てくれ 僕を この僕を 男なのにスカートなど穿き その姿に興奮する人間を 見てくれ 僕を この僕を もの欲しげに男を見つめる 浅ましい人間を 見てくれ 僕を この僕を なにひとついいところのない この駄目な人間を 罵ってくれ 僕を 蔑んでくれ 僕を みっともないなんて百も承知だ 恥ずかしいからこそ良いんじゃないか 知ってるんだ 僕は 自分がいかに低俗な人間であるか だから君の唇で その可愛い唇で どこまでも 罵倒してほしい 知ってるんだ 僕は 他人が僕をどう見ているか だから君の目に その冷たい目に どうしようもない僕の姿を映して欲しい 知ってるんだ 僕は 僕がどこまでも罪深い人間だと だから君の足で その小さな足で 僕を罰してほしい 地獄の業火に灼かれながら 君のことを想うよ どこまでも君は綺麗だ 許してくれ 僕を 君に認めてもらわないと 立つことすらできない僕を 許してくれ 僕を みじめな姿を見せて笑わせることでしか 生きるすべを見いだせなかった僕を 許してくれ 僕を 自分を傷つけることでしか 生きていると実感できない僕を どうか許してください 愛してください 優しい君よ どうか |
ぽめすけ
2019年09月03日(火) 16時37分16秒 公開 ■この作品の著作権はぽめすけさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.1 僅夜 評価:0点 ■2019-09-12 00:44 ID:Qd9WRudLP2w | |||||
利用規約を一読してください。 門戸は開かれています、あとは貴方次第です。 |
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