千夜一夜 |
あと、どれだけ一緒にいれるだろうか。 そんな心無い一言にだって笑って返せるような関係性の中で。 さみしいの? って、思ってもいないのに言う、笑顔の君がいたりする時間の中で。 本当に性根の悪い人だと、頬を抓り。 意気地なしね、と足を絡ませる夜の営みの中で。 でも、好きなんでしょう、と。 そんな私を愛してるのでしょう、と呟く刹那の中で。 指を絡め 髪を愛撫し 鼻を擦らすような接吻の後に 「最後まで、一緒にいよう」 それが言えない僕だと、君は笑ってる。 |
僅夜
2018年08月27日(月) 02時19分31秒 公開 ■この作品の著作権は僅夜さんにあります。無断転載は禁止です。 |
|
この作品の感想をお寄せください。 | |||||
---|---|---|---|---|---|
感想記事の投稿は現在ありません。 |
E-Mail(任意) | |
メッセージ | |
評価(必須) | 削除用パス Cookie |