どん詰まりの人生
良い物か、LEDなんて。
白熱球こそ至高なんだ。
熱なんだよ。
心を動かす原動力なんだ。
あのか細いファラメントを、燃やし尽くさんと。
手に持って振ってみればわかるぜ。
カラカラと。
頼りないぜ、脆いぜ。
でも。
あんたも、貴方も、君も、僕だって。
そうだろ、そうなんだ。

良い物か、恋愛なんて。
酒にまかせた愛の言葉だっていいんだ。
繋がりなんだ。
心を保つ原動力なんだ。
酒でふやけた頭に、劣情を搾り尽かさんと。
頬に手を当てて呟けばわかるぜ。
ハラハラと。
熱いぜ、愛しいぜ。
でも。
あんたが、貴方が、君が、僕が。
そうでありたいと願って。
そうじゃないと蔑むんだ。

僅夜
2018年08月18日(土) 03時18分37秒 公開
■この作品の著作権は僅夜さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
12年という月日の長さに泣いた。
12年前、この前身であるサイトにいた。
毎週、詩を書いた。読んだ。
それがなくなった日、僕は泣いた。
12年後見つけたコノ場所、嬉しかった。
また、詩を書こうと。
でも、何も描けない、何も描けない。
12年、僕は何をしてきたのか。
12年前の僕を僕が直視できない。
嬉しい。
悲しい。
笑った。
泣いた。
滾る。
苦しい。
僕は、僕をコントロールできない。

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No.2  僅夜  評価:0点  ■2018-08-27 01:15  ID:Xu2EB755TiY
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ナカトノ マイさん
>遠回りすることでしか宿せない熱〜
あぁ、その表現好きです。
この詩は正直のところ愚痴なんです、恥ずかしいことなのです。
でも貴方の一言で詩であれた。
No.1  ナカトノ マイ  評価:50点  ■2018-08-24 21:51  ID:f3qvLFzoTA.
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合理主義が必ず良いのかといわれると、決してそんなことはないと思います。勢いに任せ、遠回りすることでしか宿せない熱だってあるのだと、私は密かに信じています。
熱くて、かっこいい詩だと思いました。
総レス数 2  合計 50

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