君と歩く |
前世が存在するのなら、私は一体何者だったのか。 誰かを愛していたのだろうか。 来世が存在するのなら、私は何者になるのだろうか。 誰かを愛せているのだろうか。 「いつかまた逢おうね」なんて約束をして目を閉じたあの時。 「今度も君と一緒になるよ」と告げるだろうその時。 何処にもそんな保証はない。 だけど、違う世界にほんの少しの期待を込める。 今、隣で笑う君は「いつかの君」なのだろうか。 確かめる術はないけれど、きっとそうなんだろう。 そんなことを思いながら、なんとなく繋ぐ手に少しだけ力を込める。 今を生きる君と歩いていくために。 |
sooomen
2017年12月24日(日) 01時06分16秒 公開 ■この作品の著作権はsooomenさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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