だとしても純情乙女
ハーモニカを吹いて、
木こりとして生きいけたなら

       みんなの他人で、
何人にも優しくできるだろうに

ありもしない妄想の落とし前は
 コーヒーパック

淡い黒が染み出して、
ついには鈍い黒になりました


 
司会者の話に  一切心が動かなかったが、安心している自分がいて。
すでに彼は仕事を完遂していることにあとから気がついた。




春先の清清しさに

名前などありはしないのだけれど

勘の鋭い詩人がいつか見つけてしまうなら、
ただただ沈黙で迎えましょう

私は人が悪いので。


死に絶えた屋上遊園地の歴史

午後のチャイム

画面から消えた


会社への遊歩道に
少年と少女が仲良く通るので

白黒の遊園地を思い出して、
何かを弔った気がした

――尊厳と呼ばれていた、ものなのだろうか


次の瞬間には日常に戻った私は、
先ほどの考えたことの大部を忘れてしまった。




逃げ腰
2017年03月23日(木) 21時05分10秒 公開
■この作品の著作権は逃げ腰さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
あとーもくようびまでーじかんあるなーとおもっってたらもう木曜日ですよ!
何にも思いつかないし、うんうん唸ってた

中央レイアウト難しい。


この作品の感想をお寄せください。
No.2  逃げ腰  評価:--点  ■2017-03-26 21:12  ID:QmqNILQPWJs
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こんばんは、逃げ腰です!
やっと感想がきてホッとしています。

>>この詩の主人公は、てっきり女性なのかと思っていたら
>>男性だったんですね

あらら、一応20代OLのつもりでした。
やはり、おっさんが女性の詩心書くのは科学的理論上、不可能かもしれない。むむ。

>>なぜ木こりになれば優しくなれると思ったのか
>>ひとりもくもくと作業する木こりには
>>社会のしがらみがなにもないと踏んだからか

社会のしがらみがないというのは水準が高い見方で凄く良いです。
実はもっと身の回りの小さい話で、
あんまり関わりの他人と話すといい人に見えたりするじゃないですか。
それって、利害関係がないし、過去のわだかまりもないからだと思うんですよ
身近な人と上手くいく事なんて殆ど稀なんですよね
(暗すぎるだろ)

>>司会者とはなんのことを指して云っているのか
>>この男性はなにをしているのか
>>いろいろ気になってしまいました

これは俺の言葉が足りなくてすいません、テレビの司会者です。
話す仕事をします。

>>>死に絶えた屋上遊園地の歴史
>>ここ、いいですね
>>きっと平成生まれの子には
>>何のことやらさっぱりでしょうけど
>>ありましたよね、デパートの屋上に
>>小さい遊園地みたいなのが

ここ評価してもらえたのはうれしいですね
死に絶えたっていうのは誤解まねいたかもしれないな。
実は東京のほうに3つだけ生き延びている屋上遊園地があります。
ぜひ足を運びたい!

>>遊歩道ですれ違った少年少女を弔った気がしたのは
>>かつての自分自身を重ねて
>>やりきれなくなって
>>せめてそんな自分を供養してやろうという
>>そういう行為だったのかな

自分の中にある幼児性が減ってきていて、それはそれでいいのかもしれないが、
ある種の幼児性を持たない作家に良い作品など作れるのか??とか思います。
そういう葛藤が子供と追悼のような形で現れているのかな?と自分で思います。

>>逃げ腰さんの詩は、面白いけどむずかしいです
>>観念的というかなんというか

読んでくれている人にはそう見えているのか汗。
言葉が足りない人がさらにひねるから余計わからなくなるかも。
次から、もう少し実直な表現や行間狭めてみて試行錯誤します!
ほど良いタイミングで、「とりあえずこの路線で良いよ」と声をかけてくれたら幸いです。

>>でも、1週間に1度のペースで描こうとしている姿勢には脱帽です

逃げ腰が詩版に並び続けたらちょっと恥ずかしいので、

――でたな!木曜日おばけ!

と反発を期待して詩版が活気になってくれると嬉しいのですが。。。

同時に人を疲れさせてもいけないので、周りの様子を見て2週に一回投稿でも良いと思うんですね。そこはここから微調整かなぁと。
勝手に計画を話してしまった。。。

ではでは、お付き合いありがとう!またね!


No.1  陽炎  評価:30点  ■2017-03-25 19:08  ID:3MOjXOnubh.
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この詩の主人公は、てっきり女性なのかと思っていたら
男性だったんですね

なぜ木こりになれば優しくなれると思ったのか
ひとりもくもくと作業する木こりには
社会のしがらみがなにもないと踏んだからか

司会者とはなんのことを指して云っているのか
この男性はなにをしているのか
いろいろ気になってしまいました

自分で「人が悪い」という人に
悪い人はいない気がします

>死に絶えた屋上遊園地の歴史
ここ、いいですね
きっと平成生まれの子には
何のことやらさっぱりでしょうけど
ありましたよね、デパートの屋上に
小さい遊園地みたいなのが

遊歩道ですれ違った少年少女を弔った気がしたのは
かつての自分自身を重ねて
やりきれなくなって
せめてそんな自分を供養してやろうという
そういう行為だったのかな

逃げ腰さんの詩は、面白いけどむずかしいです
観念的というかなんというか
まあ、単に私が解らないだけ、という話もありますが(^^;
でも、1週間に1度のペースで描こうとしている姿勢には脱帽です

なんか失礼なことを云っていたらすみません
総レス数 2  合計 30

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