狭霧の茜に

   風花が乗って

 ありふれた朝を

      嗤っている


 滑っていく車体

    知らない人々

  靴底の隅で

    枯れる草


 昨日壊した時計が

 脳裏でカラカラ

   回って

      廻って


   『ごめん、ね』



 堕つる

     東雲の縁

  聴こえない

     自分の声

         に


  ただ、



      呆れていた

時雨ノ宮 蜉蝣丸
2017年01月18日(水) 08時14分58秒 公開
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■作者からのメッセージ
眠気がとまらない
お久しゅうございます

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No.2  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2017-01-26 22:37  ID:eFOY3cHRZZU
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ヤエ 様

コメント感謝致します。返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
冬の朝は色彩がいっそう鮮やかな気がします。後ろが灰色なせいで、少ない空の色や光の色が相対的に映えるからなのでしょう。
焼きつく光がまるで綺麗で、わざとらしく塞ぎ込んでいる自分を嗤っているようで。
思っていたことを汲んでいただけて、褒めていただけて嬉しいです。

ありがとうございました。

※評価点数の設定を忘れていたので再度コメントし直しました。
No.1  ヤエ  評価:50点  ■2017-01-19 06:06  ID:OCozLcSOeMU
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お久し振りです。
鮮やかというよりは、褪せていて、しかし美しい色彩が浮かぶ言葉が読んでいて楽しかったです。
情景が浮かぶようで、しかしながら自嘲も感じられて、魅力的だと思いました。
総レス数 2  合計 50

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