月悔 |
セピア色の カップの底に 君が 笑っている ような 気がした やっぱり 言えないや 今夜は 月が 綺麗だよ、 なんて 君が 終電のホーム から 飛び降 りて 僕の 目の前 で 死んだ 夜と同じ、 目が眩む ほどの 満月だよ、 なんて 月光が差す たびに 今際 に 君が見せた とびきりの笑顔 が、 お茶に浮かんで 網膜に 焼き映されて 死にたくなるくらい 辛い、 なんて 言えっこないや ――最低。 |
時雨ノ宮 蜉蝣丸
2016年10月20日(木) 02時09分01秒 公開 ■この作品の著作権は時雨ノ宮 蜉蝣丸さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 時雨ノ宮 蜉蝣丸 評価:0点 ■2016-11-10 17:49 ID:ji4Hz4Vb/4o | |||||
ヤエ 様 コメント感謝致します。返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 悔やんでも悔やんでも、その悔やみたい相手はもうどこにもいない。死にたいくらいつらくても、自分が死んだところで当人が手元に還ってくるかといえば、そうでもない。 わかっているのに、それでも尚思わずにはいられない。 そんな傲慢な自分へ向けて、「最低」と烙印を押したのではないでしょうか。 ありがとうございました。 |
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No.1 ヤエ 評価:50点 ■2016-11-07 08:08 ID:BymBLCyvz/o | |||||
表現の一つ一つが、やはり好きだなと思いました。 この言葉の散らし方と視覚的効果がマッチしているなと。 最後の ーー最低。 に込められた意味が気になります。 |
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総レス数 2 合計 50点 |
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