吐露

現実とはいえないが
時に現実よりもシビアなこの世界では

誰も教えてくれはしない

自分が何かした時に
何か教えて貰えたならば
その人には感謝すべきだと……私は思う

例えそれが、こんな世界であったとしても
「画面の向こうに人がいることを忘れてはいけない」
そんな言葉が胸で止まって、ゆっくり全身に巡るのだ


謝る、という行為は
認め、区切りを付ける行為
自分の為であると……私は思う

どんなものであろうとも、得た情報は
決して忘れず、肥しにする
そして時折反芻して、奥深くに流し込む

自分にとって
現実であろうが、なかろうが

その言葉は、現実だ

自分の言葉に、行為に
責任は持てるだろうか
いや、持つべきであると……私は思う

ヤエ
2016年02月25日(木) 01時27分31秒 公開
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■作者からのメッセージ
尊重しようと努めましたが、私はそれほどできた大人ではないようで、私もまた、画面越しでは手元が狂いやすい、もとい引き金の軽い人間のようです。

反省

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No.16  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-07 13:53  ID:Uf7XqFVsX0k
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街角の占い師さん

嬉しいコメントありがとうございます。
心が楽になりました。
詩を書くに至って、ここで書き続けて骨を埋めるか、新境地を探すのか、悩むところです……
しかし何にせよ、また詩作を楽しもうと思えました。本当ありがとうございます!

今は絵の方に専念しているので、詩を息抜きにしてしまっている現状ですが、こうして詩を通して多くを学べて良かったです。
落ち着いたらまた投稿していきたいなぁなんて。
それでは
また、どこかで……
No.15  街角の占い師  評価:40点  ■2016-03-07 00:37  ID:39J3sxaqNHk
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なにかお悩み事ですか?
ふむふむ
ちょっと手相を拝見

人のために時間を浪費する必要も苦しむ必要もありません
思いを詩にした、上出来です
抑制のきいた吐露、立派です
理不尽に対抗するにはそのくらいが丁度良い

あとはもう小事は放っておいて原点に戻りましょう
あなたが今までどおり楽しくいればこの花壇も色鮮やかです
あなたに感謝している人も多いのですよ
ワルナスビなんかを無理に引っこ抜こうとすると手にケガをしますよ!

こんなんでました
No.14  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-05 03:44  ID:3CCQGuS3fsc
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Aさん
一つ一つ、すごく納得はできました。確かに無理にする謝罪は望んでいませんし。そんなものに価値はないと思います。
最後の
>「責任」という言葉の名の下にではなく、ただ切実な欲求として言われるものではないかと思っています。
というところで特に腑に落ちました。
ここで起こったことや学んだ事がリアルに反映するならそれも一つであるという意見にも同意です。むしろ、現実社会では表に立ちにくい本質と向き合う場所としてのネット社会であり、そういった抗争が自分自身の本質を見直すきっかけとなるという考え方も理解はできます。
その面では、新しい見地が得られた気がします。

また、私自身の『責任』という言葉の用い方に、問題があったのかもしれません。私は、その方が本気でそう思って発した言葉であれば“そういう人なんだな”となるのですが、怒りにまかせてそう言った発言をしてしまっているならば、それはどうなんだ?という道徳的な観点からこの詩を書きました。
つまりは、まさにAさんの仰るように、道徳の教科書のような話なわけです。私は、私の道徳観から、今回の私がこの詩を宛てた人の発言が『許し難いもの』であり、何を根拠にそう思ったのかを説明出来ないような、そういう『思考回路を経由していない言葉の暴力』は『無意味な不快感のみを他者に与える』ということを理解出来ているのか?
とまぁ、そんなことを思ったわけです。
これは単に私の静かな疑問と怒りから来た“そういう自分に都合のいい場所を作るために、無意味に他者を傷付ける発言はやめて欲しい”という、切実な欲求であったのだと、この会話を通して気付くことができました。

理由が明確にされていない指摘や罵倒は、受けた側の現実社会に得られるものはなく、ただ不快感を与えるだけではないのかと、そう決めつけて書いてしまったわけです。

今回の詩は私の本心で、ただの私の道徳観で違いありませんが、有り体に言えば『喧嘩はやめようよ』というものとは少しニュアンスが違っていて、『無意味な喧嘩(主観的なものですが)を吹っかけるのはやめてくれ、見ている方も不愉快だ』という話であったのだと自覚しました。
また、そう理解していただけると助かります。

Aさんとのコメントは本当気付かされることが多くて、ありがたいです。こうしてみると、私はまだまだ幼稚な考えと軽率な発言が多いのだと感じられて、まさに現実にこの経験を反映できるので、有意義なのではないかと思います。

ただ、やはり例の人の発言に関しては、そういった有意義さを見いだせないというのが私の本音です。

長々と失礼しました。コメントありがとうございます。
もなにか思うところがあれば、またよろしくお願いします。
No.13  A  評価:0点  ■2016-03-05 02:17  ID:pA0QzJ9KbiA
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返信ありがとうございます。こちらの言わんとするところを汲み取っていただいて、嬉しく思います。ヤエさんの返信を見て、「配慮」という言葉についてちょっと考えました。「配慮」が上手な人はきっと、「画面の向こうに生身の人がいる」という事を踏まえながら慎重に発言することでしょう。しかし、それは本質的な事でしょうか。言い回しがどうであれ、いかに本音を隠し通せたとして、社会的に無難だとして、それは大した事でしょうか。おそらく、「顔と顔を合わせた」状態でも、リアルに関係していてメールのやりとりをしている状態でも、ネットでしかつながっていない状態でも、発言者の本質は変わらず、制約の程度の差において表現が異なるだけではないでしょうか。僕が言っているのは、露骨に本質が現れる場所としてこの場所を捉え、この場所の経験によって本質を変える道があり得るのではないか、という事です。それは発言者の本質を変えるという問題に限らず、「社会」を「現実的」に生きる我々が日々遭遇する問題を解決する道を表面的な擬似解決によらず模索し得るという事です。そんなのやっぱり「配慮」が大事で「配慮」すればネットでもリアルでも同じように問題なんて起きないでしょ、とおっしゃるかもしれませんが、この「模索する事」は、「社会」から外れた場所で露骨な争いが起こる事によって初めて可能になる例外事かもしれないのです。「社会のマナー」をこの場所でも共有するべきというのは、学校で教わるような「お話」に過ぎないのではないでしょうか。しかし、ヤエさんがこの場所で起きている事を受け止め、正直に感じた事を述べる事は肯定されるべきです。もっと言えば、偉そうですが、この場所で起きる事をしっかり観察してスクリーンから目を離して以降の「現実」を変えるのに役立つ知恵を獲得してほしい、それが「現実」を直ちに変えられなくとも、「現実」との往還を通して得られた詩想を、この場所でヤエさんの作品として昇華してほしいと僕は願います。それは確かに、まさに現実です。

ちなみに、僕は場合によってはこのホームページの利用規約にある、「ゆるやかな論争」の程度を超えた争いも以上に述べた信念により厭いませんでしたが、それは追放される事も覚悟の上での事でした。反省すべき事は大いにありますが、基本的に間違っているとは思っていません。間違っていると思わないものを「謝る」というのは、社会的には「正しい」事かもしれませんが、不誠実だと思います。もし、どう見たっておかしいものはおかしい、と言われるような発言でも、本人が間違っていると思わないものを謝らせたところで大して意味ないというのが僕の意見です。ヤエさんも無理に謝らせようとか、そんなことは望んでいないはずです。もし真理があるなら、必ず欺瞞の暗雲を晴らす日が来るでしょう。一人間の一生のうちにそれが訪れないとして、この「社会」に訪れないとして、それもきっと大した事ではないというのが僕の考えです。それでも何かを言うなら、それは「責任」という言葉の名の下にではなく、ただ切実な欲求として言われるものではないかと思っています。
No.12  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-04 20:09  ID:3CCQGuS3fsc
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Aさん
そうですね、こういう考えは、あくまで自分の考えなので、人に押し付けるものではないと思っています。なのでAさんのような考え方も、また一つなのではないかと思います。
確かに、責任を考え詰めても仕方がないのかもしれません。
ただ、私が伝えたかったことは、『顔と顔を合わせて話した時にどうなるか』を考えるという事ではなく、『画面の向こうに生身の人間がいることを忘れずに、言葉を選ぶべきではないか』という配慮の問題です。少なくとも、私はそういう配慮は必要だと思いますし、それが作品の評価の為ならば仕方が無いとはいえ、それ以外の部分(例えば作品やコメント(評価)とは関係の無いところでの人格否定など)について言及するのは、社会的なマナー違反だと私は捉えているということです。
言葉を発する前に、メールを打つ前に、もう一度その言葉を言っても良いのかを考えてからというのは、現実でも、ネット世界でも必要なことだと私は思っているということです(吐露ですから)。

そして、今回頂いたAさんのコメントには同意します。強要するものではないと思っていますし、それが全てだとは思いません。

色々と綴りましたが、正直な気持ちが伝わっていれば幸いです。あくまで一個人の意見として、こういうのもあるというのを知って頂ければいいと思います。

コメントありがとうございました。もしも、意図を読み違えている箇所があれば申し訳ありません。
No.11  A  評価:0点  ■2016-03-04 16:37  ID:pA0QzJ9KbiA
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ちょっと考えてみたのですが、必要最低限の「約束」はこのホームページの規約にある事ですし、「責任」を考えつめても徒労に終わるのではないかという気がします。僕が思うのは、顔と顔を合わせての「現実」を踏まえてこの場所に臨むべきと言うよりも、この場所の「現実」によって、スクリーンから目を離して立ち現れる「現実」をも変えるべきではないか、という事です。さもなければ、問題解決の終点が、この場所を離れて「顔と顔を合わせて話をしましょう」という事になります。僕の答えは「その必要はない」です。この詩で述べられたようなスタンスが作品の陰影を濃くし、人間的な深みを与えるかもしれませんが、それが全てではないと思います。

今回は、作品に対する評価はなしにしたいと思いますが、正直な気持ちがこうして明示されたことは素晴らしいと思っています。
No.10  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-04 16:26  ID:3CCQGuS3fsc
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あ、すいません。逃げ腰さん宛ではありません……!
悩ませるようなことを言ってしまい本当にすいません。
No.9  逃げ腰  評価:0点  ■2016-03-04 15:45  ID:fl01EbBk22k
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心当たりがあります。もし違うのだったら、このコメント消そうと思います。
No.8  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-02 08:20  ID:3CCQGuS3fsc
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陽炎さん
ありがとうございます。
そうなんですよね。顔を合わせて話していたなら、仲良くもない相手にそんな事は絶対に言えないだろうという事を、普通に言ってしまう人がいる世界で、言葉の重みや力を、頭では理解していても、実際に感じている人は少ないのではないかと思いました。
例え、意味がないと思っていても、自己発信は大切です。謝罪がないと、この人は理解していないんだな、と思われたりもします。
言葉に責任を、持ちたいものですね。
こうして正論のようなものを綴らないと、私も怒りに任せて酷いことを言いそうなので、難儀です。

感想、嬉しかったです。ありがとうございます。
No.7  ヤエ  評価:0点  ■2016-03-02 08:14  ID:3CCQGuS3fsc
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笹竜胆さん
コメントありがとうございます。
かつて、中学校の頃、私が相手を言葉で傷つけてしまった事がありまして、後にそのことを深く反省した私は謝ろうと何度もその人に声を掛けようとしたのですが、「もう聞きたくない」と拒絶され、咄嗟に「謝らせてもさせてくれないのか」と、相手はしばし呆然としていて……二度とあんなのはごめんですね。
その時は、この謝罪は自分の為、自己満足なんだと思いました。ですが、自己満足でも、区切りをつけて自分で認めるというのは大事だと思っています。忘れるために謝罪するのではなく、忘れないために言葉で刻み込むのが大事なのではと。

本当に、伝われば良いのですが……。
多分、伝わってないのだろうと思います。他人の心は不可解で、特に私がこの詩を伝えたい相手の脳内は、ちょっと良くわかりません。
No.6  陽炎  評価:40点  ■2016-03-01 10:48  ID:y.C3ECh3cdE
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顔が見えないこんな世界では
言葉が無法地帯化してしまって
悪口を書くことが面白いみたいな風潮になってしまっていますね

若者言葉では、現実をリアル
パソコン、スマホなどの中の世界をバーチャルと分けてるみたいですが
放った言葉はどこでだってリアル
責任を持てない言葉は放ってはいけないし
教えてもらったら素直に感謝する気持ち
間違ったら謝罪する気持ちは
持っていたいものです
No.5  笹竜胆  評価:40点  ■2016-02-29 20:47  ID:zvavfwhqM5o
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この率直さと生真面目さがヤエさんの良さだなと思いました。
感謝と謝罪は噛み合ってこそ、ですがそれが難しい。受け取られなくてもするのは確かに自分の為かもしれませんね。

思いが届きますように。
No.4  ヤエ  評価:--点  ■2016-02-26 08:29  ID:Uf7XqFVsX0k
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逃げ腰さん
勿論、相手への謝罪の気持ちは大切ですし、相手が謝罪を求めることもありますが、一般的な謝罪に込められた意味に、加えて、というので書きました。
うれしいお言葉ありがとうございます。
No.3  ヤエ  評価:--点  ■2016-02-26 08:27  ID:Uf7XqFVsX0k
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菊池さん
感想ありがとうございます。
何かしら、届いたならば幸いです。
No.2  逃げ腰  評価:40点  ■2016-02-25 15:53  ID:fl01EbBk22k
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謝る、という行為は
認め、区切りを付ける行為
自分の為であると……私は思う

心にしみました。また、よろしくお願いします。
No.1  菊池清美  評価:50点  ■2016-02-25 09:33  ID:te6yfYFg2XA
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ヤエさんお早う御座います。
中々味の有るお話で、感動しました。
有難う御座いました。
  
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