Measurable



永遠に広がるものしか

究極の点にはなれないんだ

僕らは皆

形を持ってる

刻んで0になったつもりでも

連ねて∞になったつもりでも

いつもfinite

このちっぽけで計り知れる自分

くらりと笑って

パズルのピースになる

限りない夢だ。

ぴたりとはまる君の瞳


桐生瑞千
2016年01月04日(月) 01時27分38秒 公開
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■作者からのメッセージ
色々前途多難でも。

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No.5  冬将軍大佐  評価:0点  ■2016-01-12 23:20  ID:hB6/jNV6c8Y
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ご丁寧に読み方を教えていただきありがとうございまつ。おかげさまで最初から最後まですっきり理解がとおりました。なるほど極限でつかφ(・_・”)メモメモ
No.4  桐生瑞千  評価:0点  ■2016-01-11 22:48  ID:3dM5rcaYnEc
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冬将軍大佐さん

まずこの詩の背景には、フーリエ変換という数学の操作があります。点(デルタ関数)と波(三角関数)をつなぐ変換で、ものの粒子性と波動性を明らかに示します。「光は波であり粒子である」とか「原子のボーアモデルでは電子を粒子として表すが、本当は波である」とか、お聞きになったことはありませんか? そういう物理を理解するのに必要な数学です。しかし、この詩の把握にはなくても構いません。
ここで肝心なのは、数学における極限です。ざっくり言えば、1/a=bのとき、a→∞ならb→0、a→0ならb→∞、aが有限の値ならbもまた有限の値ということです。 人間は0でも∞でもないなにがしかの値を持っていて、単独では特異なもの・確固たる存在になりえないが、足し合わせれば近付くことができるというのがこの詩の主旨です。しかし、そのものには決してなれないからこそ「限りない夢」というわけです。いつか、の話。
まぁ、説明はこんなとこで。
わからなくてもガリガリ読めて楽しめればいいと思います。
No.3  桐生瑞千  評価:0点  ■2016-01-11 21:29  ID:oz4AkesFIPc
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ヤエさん

感想ありがとうございます。
「くらりと笑って」はまさしくそのイメージですね。
数学の静謐な見方から活動する人間の見方に変わる。
それは確かに歪みでもあるし、語り手にしてみれば自分の周りの世界が動き出したとも言えます。
やはりヤエさんはこの辺の感覚が鋭いですね。
No.2  冬将軍大佐  評価:50点  ■2016-01-11 07:49  ID:hB6/jNV6c8Y
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「究極の点」を筆頭になかなか読み解きづらいでつね。1,2,11行目が"infinite"を指向していてそれ以外が"finite"でつよね。問題は最後の行がどちらかでつ。「究極の点」が「君の瞳」を意味するなら部分的には納得しまつが、3〜7行目と対立してしまうのが難しいところでつ。リズムはすばらしいと思います。
No.1  ヤエ  評価:50点  ■2016-01-05 02:54  ID:Uf7XqFVsX0k
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くらりと笑って
というところ、目の前の世界が回る、あるいは歪む感じがして個人的に穏やかなのにハッキリとした動きがあって好きです。
総レス数 5  合計 100

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