板チョコ

もうすぐ二月だね
さりげなく隣の君を見た
ああそうだねなんて
素っ気なく返ってきたんだ

鈍感な性格
昔から全然変わらないね

そろそろ気付いてよ
片思いはもう疲れたよ


板チョコみたいなケイタイで
甘い話しをしたけど
ほろ苦い結末が
待ってたなんて
誰が想像したんだよ

夢見がちな私だけど
憧れはあるよ
一度くらい甘ったるい
恋に落ちてみたいって思う



もうすぐ三月だね
さりげなく隣の君を見た
ああそうだねなんて
上の空、青空見つめて

鈍感な性格
一生変わらないんだろうね
君を好きになるのは大変

どうしてかな?
理由なんて分からないけど
君に惹かれたから
しょうがないじゃない

もう一度
私にチャンスがあるなら
叶えて欲しい
お願い神様


板チョコみたいなケイタイで
甘い話しをしたけど
溶けそうにない結末が
待ってたよ
誰か慰めて

夢見がちな私だけど
憧れはあるよ
一度くらい甘ったるい
恋に落ちてみたいって思う

一度くらい君の胸に
故意に落ちてみたいって思う
久藤nobu
2015年11月29日(日) 23時34分33秒 公開
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No.2  ピカソの向こう側  評価:50点  ■2016-10-08 21:22  ID:hQLqXqXj732
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久藤nobusさん

はじめまして。
チョコレートを用いた比喩表現がとても
可愛らしく、ロマンチックな片思いの世界観を
築き上げていると思いました。

まさに、チョコレート・レボリューションですね。
No.1  陽炎  評価:20点  ■2015-12-06 05:26  ID:3MOjXOnubh.
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ケイタイを板チョコみたいと喩えるのは面白いですね
2月から始まるってことは
バレンタインにその彼にチョコをあげたのかな
でも、お返しはなかったんですね

詩全体を読んで思ったのは
この子は自分の中でだけ「好き」という気持ちを増幅させていて
相手に本心は伝えていないんじゃないか、ということ
完全にはフラれたわけではないけど
その気がないのを空気で察してしまっているのでは?
ということ

諦めきれない気持ちを
もう一度ちゃんと、彼にぶつけてみては、と
そんなことを思いました
総レス数 2  合計 70

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